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「未だケンカの原因」「意外と気を使う」 結婚前に話し合っておけば良かったこと1位は

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

仕事とお金は将来設計のためにも継続的にすり合わせるべき?

仕事やキャリア形成についてのビジョンも将来計画に影響(写真はイメージ)【写真:写真AC】
仕事やキャリア形成についてのビジョンも将来計画に影響(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 2人の生活も大切ですが、個人の人生も尊重する必要があります。そこで関係してくる要素が「仕事・キャリア」と「お金」。この点でもやはりすり合わせは必須のようです。

【未婚者:仕事・キャリア関連についてすり合わせておきたいこと】
1位「結婚後の仕事について」(59.2%)
2位「今後のキャリアについて」(19.0%)
3位「理想とする世帯年収について」(13.3%)
4位「転勤について」(6.1%)

【既婚者:仕事・キャリア関連についてすり合わせておけば良かったこと】
1位「結婚後の仕事について」(36.4%)
2位「理想とする世帯年収について」(30.8%)
3位「今後のキャリアについて」(16.8%)
4位「転勤について」(8.7%)

「理想とする世帯年収について」と回答した人は、未婚者の約13%に対し、既婚者は約30%という結果に。結婚前は世帯年収についてイメージしにくい部分もありますが、結婚後は生活に直結してくるため、夫婦間でお金に対する考え方が異なると、後々大きな問題になってくる可能性もありますね。

【未婚者:お金についてすり合わせておきたいこと】
1位「家計の管理方法について」(57.1%)
2位「財布の共有について」(24.7%)
3位「貯金方法について」(11.6%)

【既婚者:お金についてすり合わせておけば良かったこと】
1位「家計の管理方法について」(42.4%)
2位「貯金方法について」(22.1%)
3位「財布の共有について」(17.4%)

 家計をともにする夫婦だからこそ、お金について話し合っておくことは大切です。家計をしっかり管理して収支を把握しておくことは貯蓄にもつながりやすいため、将来設計の上でも重要になることでしょう。また、妊娠や出産、子ども教育、マイホーム購入などお金の問題は継続的に発生します。その都度細かくすり合わせていくことで、致命的なずれを防ぐことができるかもしれません。

お互いの“感覚”についても事前に把握しておけばケンカ防止に?

 次に「すり合わせておきたい感覚」に関する設問を見てみましょう。まず「金銭感覚について」では、未婚者・既婚者ともに「使う・使わないの基準」(未婚52.0%、既婚60.5%)が最も多く、次いで「高い・安いの基準」(未婚45.5%、既婚33.9%)と続きました。

 生活においてどこにお金をかけるか・節約するのかという価値観は、これまで育ってきた環境などによっても異なります。この感覚がずれたまま生活すると、ケンカの原因になってしまうこともあるでしょう。

「味覚について」では、未婚者・既婚者ともに「好きな食べ物・嫌いな食べ物」(未婚46.5%、既婚28.1%)が最も多く、次いで「毎日食べるものについて」(未婚24.9%、既婚26.3%)、「薄味・濃い味の基準」(未婚16.9%、既婚21.1%)と続きました。

 未婚では「好きな食べ物・嫌いな食べ物」という回答が約半数に迫る勢いですが、一方の既婚者では1~3位がいずれも2割台とあまり大きな差がありませんでした。特に薄味・濃い味などの微妙な味覚については、結婚してからお互いの違いに気付くことが多いのかもしれません。

「喜怒哀楽について」では、未婚・既婚ともに「怒りを感じる基準」(未婚46.3%、既婚53.0%)が最も多く、次いで「喜びを感じる基準」(未婚25.3%、既婚20.7%)、「楽しさを感じる基準」(未婚19.0%、既婚17.0%)、「哀しみを感じる基準」(未婚9.4%、既婚9.3%)と続きました。

 怒りの基準を把握しておくことは、無用な争いを避ける方法の1つ。お互いに相手の地雷を踏まないように配慮し合うことも、夫婦円満の秘訣かもしれません。そして、同じことで喜び合えればその喜びはより膨らんで、お互いより幸せな気持ちになれそうですよね。