インタビュー

熱中症になりやすい猫 梅雨時のケアは? 猫専門病院の獣医師が解説

著者:Hint-Pot編集部・佐藤 直子

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愛猫レオンくんを抱くプロキックボクサー小笠原瑛作選手(左)、長谷川諒獣医師(右)【写真:小笠原瑛作、荒川祐二】
愛猫レオンくんを抱くプロキックボクサー小笠原瑛作選手(左)、長谷川諒獣医師(右)【写真:小笠原瑛作、荒川祐二】

小笠原瑛作と長谷川諒のイケメン愛猫家対談・3回シリーズ第1回

 キックボクシングのKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級初代王者で、大の愛猫家としても知られる小笠原瑛作選手。3匹の愛猫レオンくん、ヒメちゃん、ルナちゃんとの仲睦まじい暮らしの様子は、連載「ねこ通信」を通じてHint-Pot読者におなじみです。連載21回目を迎える今回は特別編をご用意。瑛作選手が抱く猫に関する疑問・質問に、獣医師の長谷川諒先生がお答えします。

 長谷川先生は猫専門動物病院である「シュシュキャットクリニック」で働く傍ら、休日を利用して保護猫シェルターへの往診や動物専門学校の講師を務めるなど、幅広い活動を行っています。自身も3匹の元保護猫と暮らす愛猫家。2人が交わす言葉には、猫に対する愛情にあふれていました。

 オンラインで実現した貴重な対談を、たっぷり3回シリーズでお届けします。第1回のテーマは「環境とストレス」です。

 ◇ ◇ ◇

瑛作:長谷川先生、今日はよろしくお願いします!

長谷川:こちらこそ、よろしくお願いします。

司会:お2人とも猫を3匹ずつ飼っていらっしゃるんですね。

長谷川:うちの猫は、大学時代に飼い始めた保護猫が2匹、自分が働いている病院の前に捨てられた子が1匹。上から8歳、8歳、4歳です。

瑛作:うちは一番上がオスで16歳になるところで、知人から譲り受けた子です。保護猫だった下の2匹はメスで2歳と1歳半。年の差が結構ありますが、仲良くやっています。

長谷川:16歳というと結構、高齢さんですね。実はうちの猫たちは、真ん中と一番下の子は仲が悪いです(笑)。元々、猫は群れで暮らす動物ではないので、基本的には1匹で飼うことが望ましいと言われることもあります。

瑛作:そうなんですね……! うちは一番上がずっと1匹で、僕や家族が外出する機会も増えてきたので、仲間がいた方が寂しくないだろうと、2匹目、3匹目を飼い始めました。でも、迎え入れた当初は、逆にストレスになってしまったようで、体調を崩したこともありました。

長谷川:そういう話はよく聞きますね。新しい猫が増えて慣れない環境になると、それがストレスになる子はいます。

瑛作:猫は、人間以上に環境との相性が大切だと聞いたことがあります。

長谷川:猫は「家に住む」「家につく」と言われることもあって、本当に繊細な子だったら模様替えがストレスになることもあるくらい。基本的に「変化を嫌う」と考えておけばいいと思います。たまに、積極的に家の外に出て散歩をする子もいますが、稀ですね。

瑛作:うちは完全室内飼いですが「外に出られないことがストレスにならないかな。自由に歩き回りたいんじゃないかな」と思う時もあります。ただ、放し飼いにすると外で喧嘩して怪我をしたり病気をもらったりする可能性もあるので、やっぱり怖いですよね。

長谷川:そこはおっしゃる通りで、外に出ることで持ってきてしまう病気もあります。たとえば、猫風邪のような感染症、ノミやダニが媒介してうつる病気、外に住む猫と喧嘩をして傷口からうつる感染症……。あとは事故に遭ったり、食べてはいけないものを食べてしまったりする危険性があるので、最近は「完全室内飼いをしましょう」というのが主流です。