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「食の好み」がまったく合わない夫婦の末路 些細なきっかけで大きな溝が
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8枚切りのパンが呼んだ夫婦の悲劇
北関東出身の誠人さん(仮名・47歳)は、妻へのお土産として購入した食パンが発端となり、家庭内で緊張状態が続いているそう。
「たまたま営業先の近くに、おいしいと評判のパン屋さんがあったんです。店主におすすめを聞いたら食パンだというので購入。サービスでパンをスライスしてくれるというので、8枚切りでお願いしました」
人混みでつぶされないようパンを大切に抱え、満員電車で帰宅。妻の喜ぶ顔が見られるとワクワクしながらパンを手渡しましたが、妻からの反応は思ってもみないものでした。
「え? 8枚切り?」
8枚切りのパンに明らかに残念そうな表情を浮かべる妻を見て、誠人さんは大人げないと思いながらも、「全部俺が食べる」と無言でパンを取り上げたそう。
誠人さんの妻は関西出身。パンと言えば厚切りが当然で、確かに妻が買い置きするパンは4枚や5枚切りばかりでした。誠人さんの言葉が頭にきたのか妻も売り言葉に買い言葉。「こんな薄切り食べない」と言い返してきたそう。
「二度とパンは買ってこないと言って、それ以上ヒートアップしないようその場を離れました。それまでにも時折『納豆は人間の食べるものじゃない』とか、こちらの食文化をバカにする発言をしていたのを思い出して許せなくなってしまいました」
紗子さんの場合もそうですが、たとえ好き合って結婚した夫婦でも食の違いは大きなもの。自分の好みではなかったとしても、相手の出身地を下げるような発言はやめた方がいいでしょう。
(和栗 恵)