どうぶつ
「かわいすぎて逮捕」 わずかな隙間から救出された元保護ねこ 職質中の警官も魅了
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先住ねことの相性次第で正式にお迎えへ 「仲良くしてくれたらいいなと思っています」
しかし、立っていた場所から手を伸ばしても届く距離ではなく、声をかけても当然、近寄ってきてくれません。そこで、わずかな隙間に体をねじ込ませて救出。子ねこがいたスペースは、身長161センチ、体重42キロという細身の飼い主さんでも「ギリギリ入れるようなところ」だったそうです。
飼い主さんが後に聞いた話によると、おこめちゃんは発見された場所のすぐ近くで生まれたようで、母ねこが3日に1回は来るものの、子どもたちを連れて行こうとはせずにすぐにいなくなってしまう状況だったのだとか。小さな小さな命が救われました。
とはいえ、生まれて間もない子ねこの飼育は大変。今年8月に1歳を迎えるソマリの女の子「しぴ」ちゃんも飼っている飼い主さんですが、「これほど小さな子を育てたことはないので、仕事をしながらの授乳(特に夜中)や、特に今は離乳って難しいなと毎日頭を抱えています」と話します。
血液検査が終わるまではしぴちゃんとの接触もできないため、手袋をして世話をし、隔離するという毎日だそう。授乳の時間を作れない時は職場の同僚か友人に預けているといい、今回の“職質”事件もそんな忙しい日々の中で起きました。
実は、おこめちゃんを正式にお迎えするかもまだ決めていません。先住ねこのしぴちゃんとの相性次第では、おこめちゃんにとって最高の環境にならないかもしれないからです。ただ、ここまではしぴちゃんが威嚇するようなことはないのだそう。できればお迎えしたいと考えているだけに「仲良くしてくれたらいいなと思っています」と話します。
おこめちゃんの救出には、後日談があります。飼い主さんは、その翌日にも同じ場所で子ねこを発見。さらに、おこめちゃんのきょうだいと思われる子ねこはもう1匹いたそうです。この2匹は動物愛護団体に引き取られて順調に育っているとのことで、その様子を飼い主さんもSNSで確認しているそう。おこめちゃんと同じように、みんな幸せに育っていってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)