インタビュー

高齢猫の飼い主が知っておくべき“病気のシグナル” 猫専門病院の獣医師が回答

著者:Hint-Pot編集部・佐藤 直子

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シュシュキャットクリニックの獣医師・長谷川諒先生(左)、末っ子ルナちゃんを抱くプロキックボクサー小笠原瑛作選手【写真:荒川祐史、小笠原瑛作】
シュシュキャットクリニックの獣医師・長谷川諒先生(左)、末っ子ルナちゃんを抱くプロキックボクサー小笠原瑛作選手【写真:荒川祐史、小笠原瑛作】

小笠原瑛作と長谷川諒のイケメン愛猫家対談・3回シリーズ第2回

 キックボクシングのKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級初代王者で、大の愛猫家としても知られる小笠原瑛作選手。いつもは愛猫3匹のレオンくん、ヒメちゃん、ルナちゃんとの暮らしをご紹介していますが、今回は特別編として猫専門動物病院「シュシュキャットクリニック」の獣医師・長谷川諒先生との対談シリーズをお届けます。休日を利用した保護猫シェルター往診や動物専門学校の講師など幅広い活動を行う長谷川先生に、瑛作選手が抱く猫に関する疑問を3回にわたってお答えいただきました。第2回のテーマは「高齢猫と健康」です。

 ◇ ◇ ◇

瑛作:以前、雑種の猫は血統種よりも長生きすると聞いたことがあります。実際にそういう傾向はあるのでしょうか?

長谷川:正直なところ、寿命に関しては個体差が大きいと思います。

瑛作:うちの猫はみんな雑種なんですが、雑種の方が病気に強いと言われることもありますよね。

長谷川:血統種の方がかかりやすい病気、遺伝性の病気が多いことは事実です。血統種は近しい血統をかけ合わせることが多いので、猫種ごとにかかりやすい病気があります。例えば、体が大きなノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンは、高齢になると心臓の病気を発症しやすい傾向にありますね。

瑛作:なるほど。16歳になるレオンは幸い、大きな病気にはかかったことがありません。冬に風邪をひいて食欲がなくなったとか、高いところから飛び降りて骨折したことがあるくらい。今まで大きな病気はないので、ありがたいことです。ただ、高齢なのでこれから病気の心配があるかもしれないとは思っています。

長谷川:猫の平均寿命は15~16歳くらいと言われているので、何かしら病気が出てきてもおかしくはないでしょうね。

瑛作:高齢猫はどんな病気にかかりやすいのでしょうか?

長谷川:基本的には腎臓に関わる病気が多いですね。いわゆる慢性腎臓病という、年齢とともに腎臓の機能が落ちてくる病気です。腎臓は血液をろ過して尿を作り体外に老廃物を排出する機能を持つ臓器。尿の排泄ができなくなって、毒素が体の中に溜まってしまう腎臓病はやはり10歳以上の発症が多く、高齢猫とは切っても切れないものだと思います。また腎臓の病気だけではなく悪性腫瘍、いわゆるがんも避けられない病気ではあります。