どうぶつ
1年半をかけてお腹を見せるように…元保護ねこの甘える姿に感動の声「ちょっと泣きそう」
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目の前をスタスタと歩いていたかと思えば、急にコロンと寝転び、お腹を見せる元保護ねこが話題になっています。ねこの名は「毛糸」くんです。実はこうして甘えるまで1年半の月日を要したとのこと。警戒心が強いねこちゃんが、こんな姿を見せてくれたとなれば思わず笑みがこぼれてしまいそうですよね。飼い主のねこてく(@nekotekuch)さんに話を伺いました。
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譲渡会でお墨付き 「性格抜群」の毛糸くん
黒白のハチワレねこ・毛糸くんは、3歳の男の子。性格はとても“おっとりさん”です。どれほど穏やかかというと、飼い主さんと出逢った譲渡会の最中、隣のねこから何度も頭を叩かれても気にしないほど。それだけに、「性格抜群」と紹介されていたのだとか。
飼い主さんは当初、譲渡会で毛糸くんの隣にいた「ちょび」ちゃんという子を引き取ろうと考えていました。しかし、ちょびちゃんの一時預かりをしていたボランティアの方が、お世話をするうちに情が移り、そのままお迎えすることに。そこで、抜群の性格と紹介されていた毛糸くんならば、先住ねこ2匹とうまくマッチすると考え引き取ることに決めました。
かわいいお名前は、譲渡会前まで毛糸くんを預かってくれていたボランティアの方が付けてくれた名前がベースになっています。元々はひらがなで「けいと」くんだったそうですが、読み方はそのままに「毛糸」と漢字に変えました。これは呼び名が変わることがかわいそうだと感じたことや、それまで大切に育ててくれた預かりボランティアの方へ感謝の思いを込めての決断でした。
距離感やおやつを工夫 徐々に信頼を築き上げていった飼い主さん
また、“おっとりさん”な一方で、お迎え当初は人慣れしていなかったという毛糸くん。「臆病で、(家に)来た時はケージが振動するほど震え上がっていました」と飼い主さんは振り返ります。ちなみに、最近でも来客があった際に震え上がってしまったのだとか。
そんな毛糸くんと信頼関係を築き、新しい環境に慣れさせるために、お迎えして最初の1か月は飼い主さんからあまりかまわないようにしていたのだそう。そして、おやつをあげる時に頭をなでなでするなどしてお互いの距離を縮めていきました。
そうして、お迎えしてから1年半。動画のようにコロンとお腹を見せてくれるようになりました。この動画がツイッターで公開されると話題に。リプライ欄には、「やったぁ! おめでとうございます」「コロンってした瞬間、ちょっと泣きそうになった」「最高にうれしい」「ねこを保護するというのは、そこまで根気強く揺るがない愛情が必要なんですね」など、喜びや感動のコメントが寄せられました。