どうぶつ
「ガーゼ取り忘れミスも謝罪なし」「夜通しの処置に感謝」…動物病院と犬の微妙な関係
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診察の仕方がとても冷たい…獣医師が犬嫌いだと思う理由は
そこで、次は獣医師に関する設問を見てみましょう。獣医師さんには動物好きのイメージはありますが、犬嫌いの人はいるのでしょうか? 担当の獣医師さんが犬を嫌いだと思ったことがあるかを尋ねる設問では、96.4%が「ない」と回答。一方で3.6%が「ある」と回答しました。自由回答で寄せられていたその理由は以下の通りです。
【担当の獣医師さんが犬嫌いだと思う理由】
「診察の仕方がとても冷たく、吠えると『診断できない』と言われました」(女性・40代)
「扱いが乱暴で、愛情を感じられなかった」(女性・50代)
「犬が暴れてしまった時に舌打ちをされたことがあります」(男性・30代)
「うちの犬にほとんど話しかけず義務的に診察していると感じたからです」(女性・20代)
「以前通っていたところは、何度も通い、何度も検査しているにもかかわらず、まったく覚えていなかった」(女性・30代)
獣医師さんも人間ですから、たまたま機嫌が悪かったなど何か別の理由があるのかもしれません。しかし、上記のような態度では飼い主さんも悲しくなってしまいますよね。
トラブルや医療ミスの経験についての設問では、92.0%が「ない」と回答。一方で8.0%が「ある」と回答しました。実際にあったトラブルや医療ミスについての自由回答としては、以下が寄せられていました。
【実際にあったトラブルや医療ミス】
「トラブルや医療ミスとまではいかないかもしれないのですが。現在飼っているチワワが子宮蓄膿症になって手術をしないといけない状態だったのですが、『小さい犬なので手術したら死んでしまうかもしれないから手術はできません』と言われました。私はびっくりして少し言葉が出なかったのですが、その私の様子を見て『言葉がすぐに出ないような人の犬の手術はしたくない』とも言われました。それから病院を変えましたが、何の問題もなく手術をしてもらい、あっという間に完治しました」(女性・50代)
「救急で見てもらったが心肺停止に近い状態と分かった時点で診察を拒否された」(女性・30代)
「抜歯で止血に使ったガーゼを取り忘れられ、そのまま麻酔を覚ましたため愛犬が飲み込んでしまった。その時、病院側は気付いていなかったみたいで、連絡が来たのは翌朝でした。取り出さないと腸閉塞になると言われて内視鏡で取り出してもらいました。見せられたガーゼはテレビのリモコンほどの大きさで、こんなものを飲み込むのがどれだけ苦しくて大変だったか考えると怒りしかありませんでした。謝罪もなかったです。さらには他の愛犬で他の先生に点滴処置してもらったら、夜中に急変して救急病院に行くハメになりました。点滴をしてはいけない症状だったのに点滴をしたからだと判明しました」(女性・40代)