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ヘンリー王子夫妻インタビューへの“驚き発言”で脚光 エドワード王子夫妻の“実力”とは
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夫妻は「厳しい状況の時に家族を束ねようとしている」
「テレグラフ」紙のインタビューは、満を持しての“活躍”だったと言えるだろう。関連報道後に英大衆紙「デイリー・ミラー」は、かつて女王の報道官を務めたディッキー・アービター氏のコメントを紹介。同氏は「彼ら(エドワード王子夫妻)は何年も懸命に働き、王室にとって重要な役割を担っています。しかし今日に至るまで、誰も彼らに多くの関心を寄せませんでした」と語った。
同氏はヘンリー王子夫妻の“王室引退”や女王の次男アンドリュー王子のスキャンダルに触れつつ、「王室はいささか衰退しています。そこでエドワード王子とソフィー妃の真価が認められているのです」と、脚光を浴びる背景を語り、「彼らは(エリザベス)女王や他の王室メンバーをサポートしています。厳しい状況の時に家族を束ねようとしているのです」とその重要な役割を明言した。
また王室伝記作家のペニー・ジュナー氏は、妃の出自に注目。妃が貴族階級の出身ではなく、PR業界で成功したキャリアウーマンだったことを指摘し、「ごく普通のバックグラウンドを持っており、今までに一度足りともその意識を失ったことはない」と見解を語った。その上で、「エドワード王子とソフィー妃、そしてエリザベス女王の間には偽りのない愛が存在します」としている。
父フィリップ殿下のエディンバラ公爵を継ぐことはほぼ確実か
エドワード王子の爵位はウェセックス伯爵となり、兄の皇太子(ウェールズ公爵)やアンドリュー王子(ヨーク公爵)と異なる。だが「テレグラフ」紙のインタビューによると、父フィリップ殿下のエディンバラ公爵を継ぐことはほぼ確実のようだ。
女王が出産する際、殿下が唯一ベッドサイドで手を握っていたのはエドワード王子が生まれる時だったという。こうしたエピソードからも、女王と殿下に愛されていた三男である事実がうかがえるだろう。また、王子は目立つことを嫌う落ち着いた人物だとも言われている。
ソフィー妃はセールスマンの父と秘書の母を持つ一般家庭の出身。自身の仕事で成功を収めたが1999年に王室入りした。ただし、順風満帆だったわけではない。2002年にビジネスを辞めてフルタイムの王室メンバーになった原因は、盗聴に関する騒動だった。2001年には子宮外妊娠も経験しており、今年5月には更年期障害について語った初の王室メンバーとしても注目を集めている。
温厚で両親からの信頼も厚い王子と、人生経験を積み重ねてきた妃。皇太子を含むきょうだい3人が離婚を経験する中、唯一夫婦仲が良いことでも知られている。夫妻が持っている真の“実力”とは、さまざまな経験により培われた“安定感”だと言えるのかもしれない。
(Hint-Pot編集部)