キャサリン妃のお気に入りブランド　“先輩”はダイアナ元妃

　英ブランド「キャサリン・ウォーカー」といえば、キャサリン妃のお気に入りブランドとして知られている。だが実は、設立者のキャサリン・ウォーカー氏を有名デザイナーの座に押し上げた理由は、長年にわたるダイアナ元妃とのコラボレーションだった。

「クリスティーズ」オークションにも、1987年のカンヌ国際映画祭で着用したペールブルーのドレスや1989年の香港訪問時に着用した白の「エルヴィス・ドレス」など、同氏の手がけたドレスが多くある。前者は米ケーブルテレビ局が7万ドルで落札し、2011年に米ハリウッドのオークションへ出品された際に「ミュゼオ・デ・ラ・モーダ」が13万2000ドルで購入した。

　ダイアナ元妃のために数多くのドレスを手がけたウォーカー氏。元妃が埋葬された際の死装束は、数週間前にオーダーを受けていたブラックドレスだった。同氏はその数年前からがんと闘っており、2010年9月に死去。

　現在のキャサリン妃が着用しているものは現存するブランド「キャサリン・ウォーカー」のアイテムだが、英王室を代表する女性2人が愛するシンプル＆エレガントなテイストは少しも衰えていない。

（Hint-Pot編集部）