漫画
痴漢被害から10年後、警察から突然の連絡 やるせない実体験漫画が反響「心の傷…」
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「読者にも痴漢に遭った人がたくさんいて、怖くなった」
漫画を描いた人間まおさんに、作品についてのお話を伺いました。
Q.この漫画を描いたきっかけを教えてください。
「なかなかない体験だと思ったので、他の人に伝えたかったからです」
Q.お友達から話を聞いて感じたことは?
「警察に届けを出した後のことを初めて知り『そんな流れになるんだ』と驚きました。それとともに、パンツを10年も保管されるのなんて嫌だし、お気に入りの高いパンツだったら……と思うとやるせない気持ちに。犯人のことは心から許せませんが、パンツ代くらい払ってもらいたいなと思いました」
Q.夜道で襲われるとは本当に恐ろしい体験かと思います。お友達は当時を振り返って、どんなことを言っていましたか?
「次、もし遭遇したら『絶対に捕まえてやる』と言っていました。たぶん彼女なら、意地でも捕まえると思います」
Q.読者からのコメントを読んでの感想は?
「痴漢に遭ったことがある人がたくさんいて、怖くなりました」
人間まおさんのお友達は犯人の攻撃に激しく応酬し、気丈にも「次は絶対に捕まえる」と言っています。けれど、そんな彼女も犯人が逃げた後で、「怖かった……」と震えているのです。きっとその心の傷が癒えるまでは、長い時間を要したことでしょう。
また、長い時を経て記憶が薄れていたとしても、警察から連絡があったことで当時の恥ずかしさや悲しい気持ちを再び思い出さなかえればならなかったのです。このように、被害者を深く傷付ける性犯罪は絶対に許されません。
最後に……。警視庁のホームページ内の「性犯罪から身を守る」には、こうした犯罪から身を守るための防犯対策が掲載されています。性犯罪の発生しやすい時間帯や場所、防犯ブザーを手に持ってすぐ使えるようにしておく、多少遠回りでも夜は明るい道を歩くなどといった具体的な方法も示されています。こうした情報を一度確認しておくことも、いざという時の助けになるかもしれません。
(Hint-Pot編集部)