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食べ物を強奪、家業をつぶす…想定外の“モンスター義姉”で離婚危機に陥った女性たち
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「Every Little Thing」の“いっくん”こと伊藤一朗さんの離婚調停報道。妻が不満の一端として“義姉の介入”を挙げたという報道もあり、「私も義姉に悩まされている!」などとネット上では「義理の姉妹問題」が一躍話題になっています。実のところ「姑より厄介では!?」と言われる“小姑”。どの辺りが問題なのでしょうか。悩まされた経験を持つ方に話を伺いました。
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食べ物に異常な執着を見せる義姉に辟易 台所にカギを付けた32歳女性
28歳で5歳年上の男性と結婚したいずみさん(仮名)は、結婚から半年間、義姉に悩まされ続けました。義姉は既婚で、3人の子を持つ専業主婦。婚前に何度か顔を合わせたことはありましたが、その際は見た目はもちろん性格的にも特に問題のある人物には見えなかったといいます。
「夫実家の隣に家を建て、結婚後はいわゆる敷地内同居を始めたんです。すると、義姉が週に何度も我が家を訪れては冷蔵庫や台所をチェックするようになりました。チェックするだけならいいのですが、買い置きの肉や魚、野菜、缶詰などを『子どもが小さくて買い物に行けないから、ちょっとこれもらっていくわ』と言っては、奪うようにして持って帰るようになったんです」
初めのうちは、文句も言えずにオロオロするばかりだったいずみさん。しかし結婚から1か月後、夫婦の記念日用に購入したオーダーケーキを奪われ、ようやく目が覚めました。
また食材を盗まれそうになった時、いずみさんは「泥棒みたいな真似をされても困ります!」と強く突っぱねました。ところが、義姉はまるで聞く耳を持たず。さらにこれまで持って帰った分の費用は、弟である夫に渡していると主張したのです。寝耳に水だったいずみさんはその日、帰宅した夫にすぐ事情聴取することに。
「夫に初めてお義姉さんから食材を漁られていたことを明かしつつ、お金の件について聞いたところ、これまで1円たりとももらっていないと言うんです。夫が『もう二度と義姉を家に入れないでいい』と言ってくれたので、翌日から居留守を使うことにしました」
この対応で一時的に被害はなくなりましたが、また新たな問題が。何といずみさん夫妻が外出中、義姉が合カギを使って勝手に入ってくるようになってしまったのです。合カギは義実家に預けてあるものをコピーしたようでした。
「不思議と奪っていくのは食料だけだったので、居間と台所のドアに二重のカギを付けることに。家を空ける際は面倒くさくても必ずカギをかけるようにしました」
カギをかけたことがきっかけで、義姉はようやく自分がおかしなことをしていることに気が付いたようで、義姉夫とともに謝罪にやってきました。その際に10万円を渡されたそうです。
「夫が言うには、義姉は昔から食べ物に対する執着心が強かったそうです。夫のおやつなどを奪うことがあり、義両親が叱るとやめて、しばらくするとまた執着していたとか。あれから3年半。たまに誰かが家に侵入している形跡があるので、義姉が性懲りもなく食料を漁りに来ているんだと思います。もう二度と、義姉を信用することはありません」