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性行為がないカップルは心が離れやすい? コロナ禍で訪れた性生活の変化とは
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教えてくれた人:OliviA
緊急事態宣言下では4人に1人が「性生活に変化があった」
【今回のお悩み2】
「お悩みではなく質問です。コロナ禍で在宅時間が増え、夜の外出も控える状況が続いています。そこで自分のことではないのですが、単純にある疑問が浮かびました。パートナーが同居している家庭で性行為の回数は増えたのでしょうか?」(Kさん)
このご質問は、株式会社TENGAが昨年7月22~27日に実施した「新型コロナウイルスと性生活に関する調査」の結果から紐解いていきましょう。対象は20~50代の男女、960人です。
まず「性生活の変化」を尋ねる設問では、4月中旬~5月末の緊急事態宣言下(実際の宣言期間は4月7日~5月25日)で24.1%に当たる231人が「変化があった」と回答しました。およそ4人に1人の割合です。
性行為の回数は両極端の結果に
中でも注目したいのは性行為の回数に関する回答結果です。平時で回答の過半数を占めるボリュームゾーンは「月1~9回」でしたが感染拡大とともに減少傾向となり、一方で回数の増減が両極端に分かれる傾向が見られたそうです。
【平時とコロナ流行以降でのセックスの回数:平時→コロナ流行以後2020年2月中旬以降】
※▲は減少
「月0回」43.4%→49.2%
「月1~2回」26.3%→23.5%▲
「月3~4回」14.0%→12.4%▲
「月5~6回」10.9%→9.1%▲
「月10~19回」3.5%→3.1%▲
「月20回~29回」0.6%→1.7%
「月30回以上」1.3→1.1%▲
「月0回」と「月20~29回」がどちらも増加しています。性生活が元々充実していて満足感があったと考えられるカップルは回数が増加。その一方で、平時から性行為に積極的ではなく満足度の低かったと考えられるカップルは減少傾向です。
ここからもやはり、“コロナ禍になる前の関係性”が影響している可能性を読み取ることができるでしょう。相手本位の性行為を強要されていた人や気乗りしていなかった人には、コロナ禍が断る理由にもなっているのではないでしょうか。
また、そういったカップルは「性欲も低下している」と答えた方が多かったようです。感染拡大とともに性欲が薄れてきた傾向もあることが読み取れるのではないかとも思います。