どうぶつ
これが倦怠期か…飼い主を見送る気ゼロの柴犬 漂う大御所感に大反響 「偉そうでかわいい」
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お世話が十分に行き届かずお迎えを決意
しかし、そこで思いがけない展開に。恋人が突然、仕事の関係で母親とこま次郎くんを残し実家を離れることになったのです。さらに、飼い主さん自身も持病の治療で10日ほど入院。こま次郎くんと離れ離れになってしまいます。
退院した飼い主さんは急いでこま次郎くんの元へ。前述の通り、こま次郎くんは十分にお世話をしてもらえない状況にいたため、駆け付けた時は痩せ細った状態だったといいます。
その後、恋人とこま次郎くんのお世話について相談。お迎えを決めた飼い主さんはホームセンターへ駆け込み、飼育の準備を急いで進めました。
飼い主さん自身も平日は仕事で多忙なため、お迎えは難しい状況だと理解していました。しかしそれでも、「絶対に自分が幸せにする」というこま次郎くんへの思いが強かったそうです。
そんな思いに応えるように、お迎え後のこま次郎くんはいたずらや吠えることもせず、トイレもきちんと使える“いい子”としてすくすく成長。飼い主さんは「本当に本当に協力的ないい子すぎて、すごく感謝しています」と、思いを明かしてくれました。
「これがよく聞く“倦怠期”というやつね」
そんな飼い主さんには、こま次郎くんとの間で毎朝のルーティンがあります。それは出勤直前に玄関でいぬ用のガムを与えて「行ってきます」をすること。
しかし、今回の写真が撮影された時は、ルーティンが少々異なりました。この日の飼い主さんは、ガムを与えた後に少々家の中でバタついてしまったそう。「あー、もうガム食べちゃってるからこれは玄関までついてきちゃうかな~。やれやれ」と、困ったふりをしつつニヤニヤしながらこま次郎くんに目を向けましたが、想像とは真逆の結果に。
飼い主さんをお見送りしようとする気配は一切なく、むしろ“大御所”感たっぷりの様子で寝そべっていたこま次郎くん。どうやら、これまでのお見送りは「あ、今日はまだガムもらってませんよ?」の主張だったようです……。
この様子を撮影した写真がツイッターで公開されると、早速話題に。5800件を超える“いいね”が付いた他、「諦めた感が伝わってくるー」「すんげー、リラックスしてるー」「枕の使い方のかわいいことよw」「偉そうでかわいい!!」など、さまざまな反応が寄せられました。
また、飼い主さんにこの時の気持ちを伺ったところ、「これが結婚して3年くらい経った夫婦の話でよく聞く“倦怠期”というやつね」と感じたそう。ちなみに、写真を撮影した翌日からは必ず玄関を出る直前にガムを渡すようにし、お見送りも無事に復活したのでした。
これからもかわいい姿で明るく飼い主さんを送り出してあげてね、こま次郎くん!
(Hint-Pot編集部)