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気になるモワッと臭にさようなら 濡れた髪と下着は1秒でも早く乾かした方が良い理由
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3つの意識改革でモワッと臭にさようなら~!
【今日からできる湿熱対策】
◇ながら食べをせず、よく噛む
食事をしながらスマートフォンやテレビを見る、“ながら食べ”をしていませんか? 意識が散漫になると、咀嚼の回数が減り、うっかり食べすぎてしまうことも。
薬膳では、食べる内容のみならず、早食い、ドカ食いといった食べ方も「不摂生」と呼びます。不摂生な食事は胃腸を弱らせるだけではなく、体に不要な未消化物(湿熱の原因)を溜め込むことにつながります。
ストレスが原因で過食の傾向に陥りやすい人は、食事の前に温かいお茶や白湯を飲み、一呼吸置いてから食べ始めると、落ち着いたペース配分で食事を楽しめます。
◇水分の代謝をアップさせる“除湿系”食材の力を借りる
いつもの食事に、体内の水はけを良くする利水・利尿作用のある食材を加えてみましょう。身近なところでは、豆類や香味野菜(薬味)。これらは、体内に溜まった湿気を排出する働きがあるので、梅雨から夏にかけて、積極的に取り入れたい食材です。
豆類は消化に優しく食べられるように、スープの具材に使うのがおすすめ。下処理が大変であれば、豆の水煮缶や、緑豆が原料になっている緑豆春雨が便利です。
香味野菜は5分以上加熱すると発散の働きが弱まるので、生のままで食べること。薬味として横に添える、刻んで散らすだけでOKです。
◇毎日のバスタイムで体をめぐらせる習慣を
夜のバスタイムは、絶好の“新陳代謝アップのチャンス”です。シャワーだけで済ませずに、湯船に浸かる習慣をつけましょう。その場合、ぬるめのお湯で半身浴……ではなく、42度程度のお湯に首まで浸かるのがコツ。のぼせやすい人はほんの数分、短い時間でも大丈夫です。
首はエアコンの冷えが侵入しやすいウィークポイント。首まで湯船に浸かることで、血行促進と発汗を促し、余計な湿気を排出する助けになります。また、水圧による全身のマッサージ効果も期待できます。湯船にアロマオイルを数滴垂らしてリフレッシュするのもおすすめです!
【食材の薬膳的効能】
“除湿系”食材の大豆を手軽に食べたくて、「大豆のミネストローネスープ」を作りました。使った食材は大豆の他、体の熱を冷ましイライラを解消する夏野菜の代表、トマト。食べすぎによる消化不良には、大根を加えるのもおすすめです。
湿気飛ばしの香味野菜にはセロリとパセリを活用。加熱時間を控えたり生で加えたりして、除湿効果をアップ。なるべくヘルシーに、でもしっかりコクを出したいので、お肉は脂身の少ない豚ロースを使いました。
【作り方】
1. 玉ネギ、大根、セロリは1cm角、豚ロースは1cm幅に切る
2. 鍋にオリーブオイルを入れて熱し、ニンニク(お好みで)、玉ネギ、豚肉、大根を炒める
3. 2の鍋にカットしたトマト、トマト缶、大豆、コンソメ(お好みで)、水を加えて沸騰させる。アクをすくい、中火で10分ほど煮る
4. セロリを加えて、再び3分加熱。火を止めて、塩、コショウで味を調える。皿に盛り付け刻んだパセリを散らす
(村上 華子)
村上 華子(むらかみ・はなこ)
中医薬膳師、薬膳料理研究家、ヨガインストラクター。薬膳とヨガの教室【季結び庵】主宰。スーパーで手に入る身近な食材を使った季節の薬膳ごはんや、中医学とヨガの知恵を融合させたボディケアを研究中。自然と調和した心地よい毎日のために、日本の風土と個人の体質に合わせたライフスタイルを提案している。
インスタグラム:tokimusubian