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メーガン妃は“夫を立てない”? オバマ氏パーティーに招かれなかった3つの理由とは
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「時には自分が一歩下がって」と夫を立てるよう過去にアドバイスも
第二の理由は、夫を立てないメーガン妃を残念に思う気持ちだ。
ハーバード大ロースクール卒の超一流の弁護士だったミシェル夫人は、夫が黒人初の米大統領に就任した後はファーストレディとしてともに米国を支えた。そうした経歴を持つからこそ、英ロンドンで妃と会った際、「時には自分が一歩下がって、夫を前に進ませることが必要です」とアドバイスしたという。
ところが先日公開された妃の40歳誕生日動画では、窓の外で唐突にジャグリングをするという形でヘンリー王子を出演させた。ちなみに、動画で共演した米国人俳優でコメディアンのメリッサ・マッカーシーは米メディアに対し、王子が「変じゃないか」と尻込みしていた事実を明かしている。
レヴィン氏はこの場面について、「窓の外から裕福な家庭を覗き込む、ディケンズの小説に出てくる貧しい少年を思わせる」と綴り、その不快感をあらわに。こうした妃の“夫を雑に扱う行為”も夫人をやるせない気分にさせたかもしれない。
“王室引退”後は真似ばかりの王子夫妻に辟易?
さらにレヴィン氏がもう1つの理由として挙げたのが、真似ばかりするヘンリー王子夫妻に対するオバマ夫妻の苛立ちだ。
妃が発表した新プロジェクト「40×40」は、オバマ氏が自分の時間を60秒でも60分でも「社会貢献に使おう」と訴えた「60 for 60」にそっくり。しかも“王室引退”後の動きも、ネットフリックスやスポティファイとの提携、妃の児童書出版、さらには王子の回顧録と、まるでオバマ夫妻の活動をなぞっているようにもみえる。
また妃は「40×40」プロジェクトで40名の著名人に協力を依頼したが、影響力絶大のオバマ夫妻には連絡を取っていない。
レヴィン氏はこのことからも、王子夫妻とオバマ夫妻の関係には、これまでの報道にあったような親密さや近さはないと指摘。さらにオバマ夫妻は王子夫妻の状況が“さらに今よりも急速に悪化する”と予想しており、両夫妻が近々に接近することもないだろうとみている。
英紙が先日報じたところによると、「40×40」プロジェクトのスタートは予想外に低調だったという。また王子夫妻の人気は最近、移住先の米国でも急激に降下しているとの指摘もある。
効果的なイメージ回復戦略は今後不可欠だが、王子は来年、またも自分の家族に対する批判が詰まった回顧録を出版する予定。となると、家族への侮辱を何よりも嫌うオバマ夫妻との距離はますます遠ざかり、一般の中でもさらなる王子夫妻離れに拍車がかかる可能性もあるだろう。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)