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妬む人から陰口を言われた、辞めにくい…コネ転職の経験者249人が語るデメリット

著者:Hint-Pot編集部

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意外なデメリットも存在するコネ転職(写真はイメージ)【写真:写真AC】
意外なデメリットも存在するコネ転職(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「コネを使って転職」と聞いて、どういう感想を抱きますか? 羨望とジェラシーの両方を感じる人が多いかもしれません。この「コネ」とは「コネクション」の短縮形で、自身の知人や友人はもちろん、学校の先輩や親戚、親の友人などあらゆる人間関係が該当します。中でも就職に関する「コネ入社」「コネ転職」は日常で時々聞こえてくる言葉の1つです。ただし、実際にコネで転職した人たちの声を聞くと、意外なデメリットも存在していることが分かりました。

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転職時のコネで最も多いのは「親」

 株式会社ビズヒッツが運営するBiz Hitsは2021年6~7月、「コネ転職に関する意識調査」を実施しました。対象はコネを使って転職したことがある男女249人(女性147人・男性102人)です。まずは「転職に利用したのは誰のコネですか?」という設問から見てみましょう。

【転職に誰のコネを利用したか】
1位「親」(57人)
2位「友人」(42人)
3位「親戚」(33人)
4位「上司」(27人)
5位「取引先」(25人)
6位「知り合い」(20人)
7位「母校・恩師」(13人)

 一番多かったのは「親」ですが、「取引先」や「知り合い」も意外と多い結果に。転職時に相応の経験やキャリアを積んでいれば、能力を見込んだ同業他社から引き抜かれる形での転職もあり得るでしょう。また4位の「上司」という回答も多いことを踏まえると、これまでの仕事ぶりを周囲はしっかり見ているということかもしれません。

メリットは多数「最終面接までのスピードが他の方に比べて早い」

 それぞれの形で掴んだ「コネ転職」のチャンス。この時点でのメリットはどこにあるのでしょうか。ランキングと自由回答を併せてみてみましょう。

【コネ転職のメリット:1位「採用までがスムーズ」92人】
「最終面接までのスピードが他の方に比べて早かった」(女性・転職時25歳)
「採用試験で1次面接だけ受けて合格した」(女性・転職時32歳)
「採用試験結果がめちゃめちゃ早く判明すること」(男性・転職時35歳)

【コネ転職のメリット:2位「採用されやすい」42人】
「採用試験は通常通り受けますが、『とりあえず受かる』という安心感がありました」(女性・転職時24歳)
「100%内定がもらえる」(女性・転職時27歳)
「採用面接が形式的なもので、入社は決まっていたため、面接で緊張しなかった」(男性・転職時34歳)

 コネがあるからといって、面接や試験まで免除されるという例はレア。企業の仕組み上、形だけ受けるケースやスポーツのトーナメント戦でいう「シード枠」的な扱いになることが多いようです。

【コネ転職のメリット:3位「待遇がいい」32人】
「最初のスタートが平社員ではなく役職付きであることがメリット」(女性・転職時23歳)
「入社の際、一般の人の給与と比べて明らかに高い初任給に設定してもらえました」(女性・転職時29歳)
「外資系でやりたいポジションにつけるのと、年収アップ」(男性・転職時46歳)

【コネ転職のメリット:4位「事前に職場の雰囲気が分かる」21人】
「会社の雰囲気などを事前に聞けて、給与や福利厚生面が分かり、不安がなかった」(女性・転職時25歳)
「社内の実情や問題点などを理解した上で、面接を受けられる」(男性・転職時29歳)
「あらかじめ、転職先の職場ムードについて比較的正確な情報を得られたことがメリットでした」(男性・転職時48歳)

 こちらは回答から推測するに、引き抜きの形だった人も多く含まれているのかもしれません。外資系企業などではプロのヘッドハンターによる引き抜きも一般化していますが、能力や人柄を知っている相手に声をかけ、即戦力として入社させるケースは「コネ転職」の1つといえます。また、コネを持っている人が転職先にいる、または転職先の職場をよく知る立場だったケースも広義では引き抜きにも分類されるでしょう。