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再開で注目 バッキンガム宮殿の衛兵交代式 知ってそうで知らない基礎知識

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

意外と長いセレモニー 見どころは随所にたっぷり

宮殿前には大勢の見物客が【写真:Getty Images】
宮殿前には大勢の見物客が【写真:Getty Images】

 さて、肝心のセレモニーは意外と長い。午前10時30分にセント・ジェームズ宮殿でオールドガード(先の担当衛兵)の分遣隊が集められ、バンドまたはドラム隊の先導でバッキンガム宮殿まで行進する。そのゴールはバッキンガム宮殿でも同様に集められたオールドガードの脇だ。

 一方でニューガード(新たな担当衛兵)は、10時40分頃にバッキンガム宮殿前のウェリントン兵舎で整列する。準備が整えば兵舎からバッキンガム宮殿に向かって行進し、午前11時頃にはバッキンガム宮殿の前庭に到着。対面したオールドガードとニューガードはライフルでの敬礼などを行い、さらにオールドガードがニューガードに宮殿のカギを渡す。

 その後も引き渡し完了の報告などがあり、オールドガーズたちが完全に去るのは11時45分頃。ちなみに、パンデミックの間は「Administrative Guard Mount」と呼ばれる音楽とセレモニーなしで引き継ぐ方式が取られていた。

 残念ながら、エリザベス女王はスコットランドのバルモラル城で休暇中のため、今回の再開時は不在。代わりにセレモニーの復活を喜ぶロンドン市民たちが熱心な表情で見守っていた。世界中のロイヤルファンも、1日も早くコロナ禍が終息し現地で見学できる日が訪れることを祈っているだろう。

(Hint-Pot編集部)