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世界900か所以上に拠点 登録者急増の旅のサブスク 利用者に魅力を聞く

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著者:Hint-Pot編集部・西村 綾乃

世界900か所以上に拠点 旅をしながら生活できる

「今日は浅草に泊まるよ」というHafH仲間の一声で、「ホテルタビノス浅草」(東京都台東区)に集まった時の様子【写真提供:岡部百合子】
「今日は浅草に泊まるよ」というHafH仲間の一声で、「ホテルタビノス浅草」(東京都台東区)に集まった時の様子【写真提供:岡部百合子】

 岡部さんが愛用する「HafH」は、月額2980円から利用できる定額制の宿泊サービスのこと。「日本へ、世界へ、ふらっと出かける旅のサブスク」を掲げ、日本国内はもちろん韓国やシンガポール、タイなどのアジアの他、英国などのヨーロッパ、米国、ケニアやモロッコなどアフリカ諸国にも拠点を拡大しています。2021年9月現在、36の国と地域に900か所以上の提携先があります。

 予約は90日先までリクエストが可能。利用額は月額2980円で1泊利用できる「ライト」、宿泊上限がない「プレミアムプラス」(月額8万2千円)、サブスクリプションの契約金が発生しない「おやすみ」など全6プランを展開しています。

「ライト」の場合、1泊の宿泊権利に加え50コインを付与。コインの数に応じて気軽なドミトリーやラグジュアリーホテルなど、予算などに合わせて予約をすることができます。使わなかった宿泊権利は、コインに変換することが可能。有効期限がないため貯金のように貯めていくこともできます。

 一般的に宿泊料金は休日だと割高になることも多いですが、HafHは利用日による価格の変動がないことも特長です。施設によっては同伴者が追加料金なしで宿泊できる場合もあります。

 近頃はテレワークの普及により利用者が急増。サービス開始から約2年半で登録者数が2万人を超えました。予約サイト内には今夏から、「オーシャンビューが自慢の宿」「緑豊かでマイナスイオンたっぷりの宿」など目的別のおすすめホテルを紹介するページも登場しています。

 さらに、会員同士のコミュニケーションを後押しする「オンラインコミュニティ」も新設され、知りたい情報をリアルタイムで交換できるようになりました。11月まではJR西日本の乗車割引の適用が受けられるなど利便性がアップ。ますます利用者が増えそうです。

(Hint-Pot編集部・西村 綾乃)