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「敬老の日」の元になった村の祝日 制定当時の対象は55歳以上! 長寿祝いの基礎知識

著者:鶴丸 和子

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「敬老の日」には、おじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントを贈る人もいるのでは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
「敬老の日」には、おじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントを贈る人もいるのでは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 2021年の「敬老の日」は9月20日。高齢者を敬い長寿を祝う国民の祝日ですね。日頃お世話になっているおじいちゃん、おばあちゃんに感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈る人もいるのでは? 今回は「敬老の日」の由来と長寿祝いについて解説します。

 ◇ ◇ ◇

村のお年寄りを集めておもてなし 「としよりの日」から始まった

 敬老の日は、兵庫県の野間谷村(現在の多可町八千代区)が1947年に9月15日と定めた「としよりの日」がきっかけとされています。多可町のホームページによると、この日に村中のお年寄りを招き、ごちそうや余興でもてなす敬老会を開催したのが始まりだそうです。その目的は、長年社会に貢献してきたお年寄りに敬意を表し、その知識や経験を伝えてもらうこと。当時の敬老会に招かれた“お年寄り”の対象年齢は、なんと55歳以上だったそうです。

 その後は県内で同様の催しが普及し、村独自から県独自の祝日に発展。1966年には国民の祝日として「敬老の日」が制定され、長きにわたり社会に尽くしてきた高齢者を敬愛し長寿を祝う日として全国に定着しています。また、2003年の祝日法改正によって9月の第3月曜日に変更されたため、今年は9月20日です。

 昨年に続き今年もコロナ禍で迎える敬老の日。外出ができずに、思うように会って話せない状況ではありますが、ギフトやメッセージカードを贈るなど、日頃の感謝の気持ちを改めて伝える良い機会になりそうですね。

世界にも「敬老の日」はある?

感謝の気持ちを込める長寿祝い(写真はイメージ)【写真:写真AC】
感謝の気持ちを込める長寿祝い(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 高齢者を敬う風習は海外にもあります。9月の第2日曜日を「祖父母の日」と定める米国では、孫から祖父母へワスレナグサなどの花やカードを贈る風習があるようです。イタリアでは10月2日が「祖父母の日」と定められており、高齢者を敬う行政主催のイベントが開催されるとか。英国では祝日として特に定められていませんが、申請すれば100歳など節目の年齢にエリザベス女王から祝電が届くそうです。