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サバイバル系YouTuberハイサイ探偵団 アウトドアで必須の3アイテムとは
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今や日本は空前のキャンプブーム。「ブームを通り越して日本のカルチャーとして定着しつつある」と分析するジャーナリストも現れるほど、家族で楽しむアウトドアライフが定番になっています。折しも季節はキャンプにおすすめの秋。YouTubeのチャンネル登録者数は116万人。「わくわくサバイバル図鑑」(KADOKAWA刊)で監修も行っている、沖縄在住の人気YouTuber「ハイサイ探偵団」の人気メンバー「ゆっしー」さんに、キャンプの魅力と、ハイサイ探偵団ならではの楽しみ方を伝授していただきました!
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ゆっしーさんも大好き! 涼しい秋はキャンプに絶好のシーズン
――これからの季節に行うキャンプの魅力を教えてください。
「秋は涼しい。これが何よりです。沖縄の夏は日差しが強く、キャンプには不向き。すぐにバテてしまいます。熱中症も怖いですしね。僕たちも夏場の撮影には必ずタープなどの日除けを用意していくのですが、それでも大変だと思うくらいなので――。秋はいいですよ、秋は。
汗をかいてもすぐ乾きますし。肌がすべすべでキャンプができるこれからの季節は本当にありがたいです。あと、枯れ葉や枯れ枝が多く落ちているので、焚き火をするのが楽ですね」
――秋の味覚を楽しむのも良さそうですね。
「沖縄以外のことに疎くて申し訳ないのですが……。本州だと秋は栗とか食べるんですかね。沖縄だとそこまで四季を感じられないので。キャンプというよりサバイバルを楽しんでいる僕たちは『ハマホウレンソウ(ツルナ)』などを採取して食べています。
ハマホウレンソウっていうのは、海岸に自生している植物で、生命力がとても強いんです。全国的にあるようですよ。しかも、茹でて食べるとおいしい。野草はだいたいおいしくないんですけどね。市場で売られている野菜は本当にすごいと思います」
――キャンプを行う上で、気を付けてほしい「3か条」を教えてください。
「一番は寝袋でしょうか。寝袋を買う際に注意書きを見ていただくと分かるのですが、対応できる気温が書かれているんですよ。『安いのでいいや~』と安易に選んでしまうと、夜の気温低下に耐えられないこともあるので、秋冬にキャンプに行く場合は、厚めの、低温に耐えられるものを選ぶようにしてください。
2番目に重要なのが、隙間風を防ぐことです。まぁ、新しいテントを購入して出かける場合はいいんですけどね。僕たちはその場にある自然の素材を使ってシェルターを作っています。その際、葉っぱを使って壁を作るんですが、どうしても隙間ができてしまうんです。隙間風って寒いんですよ……(笑)。寒いと体温が奪われてしまいます。せっかくのキャンプなのに風邪をひいて帰った、なんてことにならないよう、隙間風は防ぎましょう!
そして最後に注意してほしいのが動物です。キャンプに行って、食材を外に出しっぱなしにしている方をたまに見かけるんですが、とっても危険です。特に沖縄の場合、結構大きなネズミが出るんですが、ほんのちょっと目を離した隙に食料を食い荒らされてしまうんです。沖縄以外だとカラスとかサルとかになるのかな。動物はどんな菌を持っているか分からないので、動物が食べた食材は廃棄するしか方法がありません。使わなかった食材は、簡単に開けられないクーラーボックスに入れたり、車内にしまったりするなどして、動物から守りましょう」
――他にも注意した方が良いことはありますか?
「水ですね。整備されたキャンプ場であれば水道が使えると思いますが、本格的なキャンプの場合は水が貴重になります。よく動くからかキャンプ中はのどが渇きやすいので、2リットルのボトルでも足りないくらい。普段より多めに用意することが大切です」