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大人の美文字に「0.7ミリ」のペンがおすすめ 話題の書道家が教える3つのポイントとは

公開日:  /  更新日:

著者:中塚 真希子

ひらがなさえ上手に書ければ、文章全体の印象がアップする

 次回より具体的な美文字の書き方を教わりますが、どんな文字から始めるといいですか?

「まずはひらがなから始めましょう! ひらがなは数が少なく限られているから、脳内文字を美文字に上書きしてしまえば、もう書けるので(笑)。それに日本語の文章は、漢字3割のひらがな7割と言われています。だから、ひらがなをマスターすればある程度、全体がきれいに見えるもの。まずは単体で美しい文字の形を覚えていきましょう」

 ちなみに、ある程度単体で形を覚えたら、次は、ワードや文章で文字を書く練習をしていくと、さらに美文字度がアップするそうです!

「文章の中にあると、前後のつながりや、前の文字との中心も意識したり、“漢字は大きくひらがなは小さく”といったバランスの取り方もありますからね」

 さらに文章にした時は、全体の統一感を意識することも美文字に見せるコツだそうです。

「よく見たら字があまり上手でなくとも、全体に統一感があれば、きれいに見えるものです。例えば縦書きの場合は、中心に線を通すイメージで文字を書く。横書きの場合は、下のラインを揃えて文字を書く。それだけで印象がガラリと変わるんです」

(中塚 真希子)