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「1人じゃない!」と思えたつながり 美馬アンナさんオンラインイベントで実現した“共感”

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・佐藤 直子

障害や悩みはさまざまも“共感”でつながった心と心

 約50分の前半を終え、5分間の休憩後に後半がスタート。ここから初めて参加者のビデオがオンになり、アンナさんとの対面が実現しました。3つのテーマについて全員が自由に意見を交わすディスカッションタイムです。参加者の皆さんはそれぞれの悩みや不安、また実体験に基づくアドバイスなど活発に発言してくれました。

テーマ1. 公園や外出先で周囲の視線に不安を感じたり、子どもが保育園や幼稚園で出会う壁が心配になったりする
テーマ2. 子どもが他との違いに気付いた時にどう説明・対応したらいいのか
テーマ3. SNSなどインターネットとの上手な付き合い方について

 参加者のほとんどが美馬家と同年代のお子さんを持つお母さんということもあり、今後に対する不安を抱えているという共通点がありました。もちろんアンナさんにも不安はありますが、「障害を隠したら、子どもも障害は隠すものだと思ってしまう。隠さずにありのままを伝えることが大切だと思います」と語ります。

 小学生の娘を持つ三重県の男性は「大丈夫。びっくりするほど何でもできるようになります」とさまざまな体験談を披露。不安を抱く参加者たちに明るい光を差し込んでくれました。参加者の中には自身の障害のある方もいて、いろいろな立場から見て感じた障害について理解を深めることができました。

目に見えない糸で心がつながった…温かい気持ちに包まれたイベント

参加者の皆さんと悩みや不安を共有し、“ONE TEAM”で終わった第1回オンラインイベント【写真:Hint-Pot編集部】
参加者の皆さんと悩みや不安を共有し、“ONE TEAM”で終わった第1回オンラインイベント【写真:Hint-Pot編集部】

「参加者全員と話をする機会を持ちたい」というアンナさんの願いもあり、2時間の予定だったイベントは延長戦へ。アンナさんと参加者の皆さんはそれぞれの話に熱心に耳を傾け、自分のことのように考え、声をかけ合っていました。

 この日オンライン上で初めて出会った顔ぶれでしたが、イベントが終了する頃には目に見えない糸で心がつながった、そんな温かい気持ちに包まれました。障害の種類や抱える悩みはさまざま。そんな参加者の皆さんに共通していたのは、思いに共感し合える仲間、一緒に一歩を踏み出せる仲間としての意識だったのかもしれません。

 そうした仲間には、たとえ同じ境遇にいなくてもなれるもの。健常者にも届くように、障害についての正しい理解と学びを発信していくことが大切です。

 大成功のうちに終わった第1回のオンラインイベント。残念ながら参加できなかった応募者の方も多く、アンナさんは第2回の開催に意欲的です。大きな夢の実現に向けて歩み出したばかりのアンナさんですが、この一歩は力強い一歩として、アンナさんと参加者の心に刻まれたことでしょう。

(Hint-Pot編集部・佐藤 直子)