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「シャー!」は“強め”の自己紹介!? 強面のねこが仏語を話せたら…妄想に愛猫家が注目

著者:Hint-Pot編集部

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全力で飼い主さんをお出迎えするテトちゃん【写真提供:サイガ@下手の猫好き(@johndog_saiga)さん】
全力で飼い主さんをお出迎えするテトちゃん【写真提供:サイガ@下手の猫好き(@johndog_saiga)さん】

「ニャーン」「フニャー」などさまざまな声色で私たちに話しかけてくるねこ。「シャー!」は威嚇と思っていたけれど、もしねこがフランス語を話せたなら……自己紹介をしてくれているのかも!? そんな飼い主さんの“妄想”が炸裂した投稿がツイッター上で注目されています。1年8か月前に亡くなった愛猫を偲んだ投稿が話題になった飼い主の、サイガ@下手の猫好き(@johndog_saiga)さんに話を伺いました。

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扁平上皮がんと脳腫瘍を患い、1年8か月前に亡くなったテトちゃん

 貫禄あるまなざしで牙をむいているのは、元野良ねこの「テト」ちゃん。ねこを飼いたいと思っていた飼い主さんが「どうせなら自宅付近に地域のねこがいないかな」と庭にフードを置いてみたところ、ガリガリに痩せた身重のメスねこがやってくるように。それがテトちゃんでした。

 最初は警戒心が強く、なかなか懐かなかったそう。しかし、フードをのせた指を出して「大丈夫。怖くない」と呼びかけると、少しずつ心を開いていってくれたといいます。飼い主さんはそのやりとりをする際、1984年に公開された宮崎駿監督の名作アニメ映画『風の谷のナウシカ』を連想。キツネリスの「テト」とナウシカが出会うシーンを真似たことから名前をもらったのだとか。

「完全に家の中で生活してもらうまでに2年ほどかかりました。でも警戒心がなくなると、甘えたがりで人間にべったりなねこになりました」

 飼い主さん以外には一切懐かず、ソファに座ればすぐに膝に飛び乗って、決して離れないほど強い絆で結ばれていました。ちなみにテトちゃんが出産した子ねこたちは、友人らに引き取られていったそうです。

 ところが、そんな幸せな生活はテトちゃんが扁平上皮がんと脳腫瘍を患ったことで一変します。がんの影響でアゴが肥大して食事もままならなくなり、テトちゃんは出会った頃のように痩せ細っていきました。また、腫瘍で押し出された片目は視力を失い、脳腫瘍の影響で歩行が困難に。

 飼い主さんは懸命に闘病生活を支え、テトちゃんは苦しい時も飼い主さんを見つけると、うれしそうにしていたといいます。しかし残念なことに、テトちゃんは2020年2月11日に推定年齢10歳で旅立ちました。

「ねこーーー!!」って言ってる?

 そんな愛してやまないテトちゃんを偲び投稿したのが、今回話題になった写真でした。ご機嫌斜めな様子にも見える一枚に、飼い主さんは「フランス語でねこのことを『chat(シャ)』というので、ねこが『シャーーー!!』と言っている時は、フランス語で『ねこーーー!!』と自己紹介しているんですね」というウィットに富んだメッセージを添えてツイッターに投稿。

 すると、1.6万件もの“いいね”が集まった他、リプライ(返信)欄には「ポジティブ!」「『ねこーー!』って言いながら怒ってるのかと思うと笑っちゃう」「これ、いつも思ってました。何かうれしい(笑)」などの感想が寄せられました。

 しかし実はこの時のテトちゃんの心境は、メッセージとは真逆。喜びにあふれてテンションマックスな一瞬を撮影したものなのだとか。

「仕事が夜勤のため毎日朝に帰宅するのですが、テトはいつも帰りを待っていてくれたんです。『シャー!』をしているように見えますが、実際はただ顔つきが悪いだけで、僕には威嚇なんてしたことない優しい子。この日も、僕の帰りがうれしすぎてテンションが上がっていたんです」

 テトちゃんが毎朝ぶつけてくれていた“強烈な愛”。「撮影後はずっとニャーニャー鳴きながら膝にスリスリし続けていたと思います。そして膝に飛び乗るため、僕がソファに座るのをずっと待っていました(笑)」と振り返ります。