草花を飾ってハロウィンを演出するコツとは

　ハロウィンといえば、カボチャをくり抜いてランタンにした「ジャック・オー・ランタン」やミニカボチャを飾りますが、草花でもらしさを演出できます。そのコツは色合い。飾る植物を選ぶ時には次の「基本の3色」を意識してみてください。

【ハロウィンの雰囲気を演出する基本の3色と植物】
1. オレンジ系：バラ、ケイトウ、ピンクッション、ミニカボチャなど
2. 紫系：モカラ、バラ、トルコキキョウ、ビバーナムティナスなど
3. 黒系：コニカルブラック、唐辛子、ブラックパール、チョコレートコスモスなど

　オレンジ系で挙げたピンクッションは、針刺し（クッション）に針（ピン）をたくさん刺しているような特徴ある姿が名の由来。花もちが良いので切り花で飾るのにおすすめです。紫系のモカラは、ハワイアンのレイにも使われるためなじみがある人も多いのでは？　値段も手頃で日持ちが良く、扱いやすい花です。

　黒系のコニカルブラックは聞き慣れないかもしれませんが、花唐辛子の一種で光沢のある黒い実。花と組み合わせることで見栄えがワンランクアップします。同じ黒系のチョコレートコスモスはチョコレートのような香りが楽しめます。松かさや旬の栗、カラスウリ、ミニカボチャなどをあしらうと、ハロウィンらしさが演出できます。

　この3色のアレンジを基本に、秋らしい紅葉や実ものなどを上手に合わせると良いでしょう。長持ちさせるには、生ける前にできれば水を張ったボウルの中で茎を斜めに切り、枝ものも先端を斜めに切ったり切り込みを入れたりします。

　まだまだ家で行事を楽しむことが多い日々ですが、今年は「秋の実り」を部屋に飾ってハロウィンを楽しみましょう。

（Hint-Pot編集部）

のなか りえこ

フラワー＆グリーンコーディネーター。インテリア商材を扱う仕事から花の世界へ。現在はフリーで活動中。花と植物に関する提案・制作（装花・装飾・植栽など）を中心に行う。
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