健康・美

新型コロナ 症状以外に大変だった“意外なモノ”とは 異変を感じてから退院までの実録

著者:Hint-Pot編集部

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「公費」のコロナ治療 しかし、どうしてこんなに決定まで時間がかかるの?

【8.退院後も続く保健所とのやりとり】
 退院後も書類から解放されることはありません。私は自身が感染して初めて知ったのですが、新型コロナの治療は「公費」でまかなわれます。とはいえ、それも保健所や病院側が内々に手続きを進めていくものだと思っていましたが、退院2週間後に1通の封書が保健所から届き、新たな驚きが待っていました。

(編集部注:感染症患者医療費公費負担申請により原則公費で負担される。ただし、患者および生計を同一にする世帯員すべての市町村民税の所得割額を合算した額が56万4千円を超える場合は、月額2万円を上限として一部負担 ※2021年11月10日)

 中に入っていたのは「公費負担申請書」と「新型コロナウイルス感染症患者療養費支給申請書」。まあ、すぐに書いて返送しようと思っていましたが、健康保険証の写し以外に住民票や市町村民税の所得を証明する書類も必要と書いてあります。保険証の写し以外は公費負担申請書の中の「世帯員記載欄」に家族全員が署名すれば提出を免除されるため、妻と娘にも署名してもらいましたが、意外と面倒な手続きが多いと感じました。

 この申請書を送ってから1週間後、今度は「感染症医療費公費負担決定通知書」なるものが送られてきました。結果は「承認」。これが病院側に通達されて初めて私の医療費が決まるわけですが、結局私の元に病院側から入院費の請求書が届いたのは、そこからさらに2週間後。退院からは5週間が過ぎていました。正直、こんなにかかるとは思わなかったですし、時間がかかるというアナウンスもなかったため“待ち疲れ”してしまいました。

「第6波」の恐怖は消えず 心がまえをしていて損はない

 連日、感染者数の増加やその影響などのニュースを目にしていましたが、おとなしい生活を送っていた私にとって新型コロナウイルスはどこか他人事でした。いくら全国の一日での新規感染者数がピーク時で2万5000人近くに上ったとはいっても、日本の総人口との割合を見ても、入院まで経験した感染者が身近に多数いるという方は決して多くはないでしょう。

 今回、この場でお話ししようと思ったのは“生還した者”として、少しでも多くの方に感染者の実態をお知らせしたかったからです。現状、「第5波」は終息したといえますが、いつ「第6波」がやってくるか分かりません。その時のための心がまえだけはしておいても損はないでしょう。

(Hint-Pot編集部)