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落花生の“新豆”がおいしい時期はこれから たっぷり使った極上スイーツレシピ2選
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一年中いつでも食べることができる落花生(ピーナッツ)ですが、実は秋が実りの時期。収穫後に自然乾燥させてから店頭に並ぶため、これから冬にかけては新豆のシーズンになります。新豆は時間が経ったものに比べて香りが良いため、そのまま食べてもおいしいですが、ピーナッツの香りが楽しめる料理に使うのもおすすめ。また、米国のハーバード大学が30年かけて調査した研究によると、ピーナッツは血管を健康にして死亡率を飛躍的に下げる食材なのだそう。そこで、ピーナッツを使った甘くておいしいレシピ2品をご紹介します。
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カリサクッ♪ 食感が楽しい「ピーナッツブリットル」
ピーナッツを混ぜて作るカリカリとした砂糖菓子を「ピーナッツブリットル」といいます。「ブリットル」とは「砕けやすい」という意味。ポイントは、高温で砂糖を煮詰めた後に膨張剤となる重曹を加えて、カリカリサクサクの状態に固めること。カルメ焼きに親しんだ世代の方は、重曹の効果をご存じかもしれませんね。
砂糖をたっぷり使うのでたくさん食べると罪悪感を覚えますが、このカリサク感はクセになりますよ。最後にカットする際、細かく崩れてしまうことがありますが、捨てるのはもったいない! ホットコーヒーに入れると人気のバターキャラメル風味になり、おいしくいただけます。
○ピーナッツブリットル
【材料】(作りやすい分量)
ピーナッツ 120g(炒って薄皮をむいたもの)
グラニュー糖 1カップ
オリゴ糖 1カップ(または水飴)
塩 1つまみ
水 70ml
バター 100g
重曹 小さじ1/2
【下準備】
バットや天板などにオーブンシートを敷き、ピーナッツブリットルを流し固める準備をしておく
【作り方】
1. 鍋にグラニュー糖、オリゴ糖、塩、水を入れて中火にかけ、加熱しながらかき混ぜる
2. 砂糖が溶けてクツクツと沸騰してきたら、小さくカットしておいたバターを加えて混ぜながらよく溶かす
3. 弱めの中火にし、こまめにかき混ぜながら15分ほど加熱する。ベージュ色になった頃合いでピーナッツを加える
4. さらに10分ほど加熱し、小麦色になったら火を止める
5. 重曹を加えてよく混ぜたら、泡が立っている状態のままクッキングシートを敷いたバットまたは天板に流し入れ、冷まし固める
6. 固まったらオーブンシートを外し、手や包丁で食べやすい大きさにカットすれば完成
※サクサク感を楽しみたい場合は6mm程度の薄さに(オーブン用の天板がおすすめ)、カリカリ感も楽しみたい場合は1cm以上の厚さ(バットなどを使用)で固める