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からだ・美容

昼食後の眠気を撃退するには? 仮眠を取る上手な方法 コーヒーを飲むなら仮眠前に

公開日:  /  更新日:

著者:関口 裕子

教えてくれた人:西谷 綾子

コーヒーは計画仮眠の前に 夕方以降に飲むと夜の寝付きに影響が

 計画仮眠した後は「コーヒーを飲んでしゃっきりしたい!」という方も多いですよね。カフェインの作用とは、眠るための睡眠物質の働きをブロックすること。覚醒ではなく、眠れなくなるわけです。カフェインでしっかり眠気を予防するためには、仮眠とセットにしてみましょう。

 実はカフェインの効果が脳に届くまでに約30分かかります。もしカフェインの効果を期待して摂取するのであれば、計画仮眠の前に飲むようにしてください。仮眠により睡眠物質が分解され、目覚めた頃にカフェインが脳に到達してスムーズに仕事に取りかかれるようになります。

【計画仮眠とコーヒーを組み合わせる方法】
1. 計画仮眠の前にコーヒーを飲む
2. 起きる時間を3回唱える
3. 10分間の仮眠を取る
4. 起きて間もなくカフェインの効果が現れる

 起きる時間を3回唱えることで、その時間の少し前から体は心拍数を上げて起きる準備をします。速やかに集中して作業に取りかかれるようにするために、何分の仮眠であっても起きる時間を3回唱えて終わりを明確にすることが大事です。

 また、仮眠と相性のいいコーヒーですが、飲む時間にはご注意を。コーヒーを飲んで脳に到達したカフェインは4~5時間滞在するといわれています。そのため、夕方以降に飲んでしまうと今度は夜に眠れなくなってしまう可能性が出てくるのです。

 例えば午後5時以降にコーヒーを飲んだ場合、すべて排泄されるのは午後10時頃。夕方以降に飲むのはなるべく控えた方が良いかもしれません。

(関口 裕子)

西谷 綾子(にしたに・あやこ)

1986年4月4日、鳥取県生まれ。小学校3年生からバスケットボールを始め高校時代にはインターハイ・ウィンターカップ3年連続出場。モデルの仕事でランニングと出合い、2009年から本格的なトレーニングを開始。10年に初フルマラソンで完走し、16年の東京マラソンで3時間1分32秒という自己ベストを記録した。怪我をしないランニングライフを推奨した講習会や、睡眠改善インストラクターの資格を生かした「上手に寝て、健康になる」講演会を開催中。