インタビュー

「女性は話が長い」と聞いて自分のことかと…ドムドム社長の考える“自分らしさ”

著者:Hint-Pot編集部・佐藤 直子

タグ: ,

「自分が選んだ道で自分らしく生きていくことが、ストレスが少なくて良い」

109アパレルショップや居酒屋での成功は主婦としての経験の延線上にあったという藤崎さん【写真:荒川祐史】
109アパレルショップや居酒屋での成功は主婦としての経験の延線上にあったという藤崎さん【写真:荒川祐史】

 会社で働くこと、起業すること、家庭を守ること。舞台は違えどすべては社会の一部であり、その価値に違いはありません。すべてを経験した藤崎さんは「私はあまり女性だからといって不利益を感じたことはないんですよ。たぶん、あまり深く考えたことがないから」と笑います。

「少し前に『女性は話が長い』という件で、皆さんすごく怒っていましたが、私は怒る気にもならなくて。実は、私が社長になってから会議がとても長くなったんです(笑)。『あ、私のこと言ってる!』って受け入れてしまいましたが、男性だって長い人はいますよね。女性だから、男性だから、とこだわらず、身がまえなくてもいいんじゃないかと思います。逆に自分の視野を狭めかねませんから。

 ただ、生き方として、女性に生まれた私は、女性らしい言葉遣いや立ち居振る舞いと思う道を選んでいる。これは私の個性であり、私らしさです。別に女性に生まれて、男性らしい振る舞いをする人がいてもいいし、性を変える人がいてもいい。性に固執しすぎずに、自分が選んだ道で自分らしく生きていくことが、ストレスが少なくて良いんじゃないかと思います」

 固定概念にとらわれず、こだわらない心で現状を受け入れるという姿勢は、藤崎さんをキャリアアップへ導きました。「SHIBUYA109」のアパレルショップ店長、居酒屋の起業、ドムドムハンバーガーなどを運営する「ドムドムフードサービス」への就職は、いずれもその時にめぐり合った縁を大切に、提案や誘いを受け入れたからこそ実現したものです。

「自分を型にはめずこだわらない心を持っていると、いろいろなお声をかけていただいた時、すぐに乗れるんですよね。政治家の妻が109でアパレル店長なんて皆さん驚かれますが、受け入れたから次の道が拓けました。

 途中には挫折もありましたが、主婦だった私が若い女の子たちと仲良くなって、売り上げを伸ばすことを楽しみに感じて、課題をクリアするステップの踏み方を学んだ時間はかけがえのないもの。そこからステップアップにつながりましたから」