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BTSの“推し活”はコロナ禍でも勢いを増した!? ファンと専門家が語るその理由とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・出口 夏奈子

韓国で購入代行? 受け取り? グッズに興味ナシのはずがハマったトレカ

 そんな折に新型コロナウイルスの世界的な流行が始まってしまいます。2020年4月から予定されていたワールドツアー『BTS MAP OF THE SOUL TOUR』も中止になり、オープニングの韓国・ソウル公演に参戦予定だった進藤さんの計画も頓挫してしまいました。そして、これを機に“推し活”自体も少し変わってきたそうです。

「実は私、バンタンにハマる前から韓国には2か月に1度の頻度で旅行に行っていたんです。洋服や靴、バッグやコスメが好きで、それを買いに行くうちに、友達の分もまとめて買うようになって。旅行と買い付けを兼ねて行く感じだったのですが、バンタンにハマってからは単純に倍増して、毎月行くようになりました。バンタンが出演する韓国の音楽祭を見に行ったり、韓国でしか販売されていないバンタンの関連グッズを“受け取り”に行ったりしていたんです」

 受け取り? ちょっと気になるワードですが、進藤さんは日本未発売の関連グッズ購入を現地在住の方にお願いして、韓国に行くたびにそれを受け取っていたそうです。

「スタバでのコラボグッズやポップアップイベント限定のグッズなど、日本では買えないものも韓国にはたくさんあるんです。そういったグッズの購入を現地在住の方にお願いしています」

 また、BTSの写真が公開されると、「同じ物を身に付けたい」というファン心理が働くのか、メンバーが着ている服や身に付けたアクセサリーがすぐに売り切れる現象も相次いでいます。しかし、進藤さんはメンバーが身に付けた物にはあまり興味がないそうで、「私はトレカにハマった人」だそう。

今ではざっと500枚以上というトレーディングカード。【写真:Hint-Pot編集部】
今ではざっと500枚以上というトレーディングカード。【写真:Hint-Pot編集部】

「もともとグッズにはまったく興味がありませんでした。ただ、ライブ会場でファンクラブを更新するときにトレーディングカードをもらうんです。偶然に“推し”のVが出たときがあって。出たうれしさはあったのですが、以前はカード自体に興味がなかったので、欲しがっていた他のファンの方にあげていました。今となれば『なんであげてたんだろう?』と後悔しかないですが(苦笑)」

 今では「数えきれないほど」集まり、「今持っているカードだけで100万を超える価値はあるんじゃないかな」と驚きの発言も。

「Vのトレカしか集めていない、と言いたいのですが、基本的には“箱推し”(グループ全員のファン)なので7人を揃えたいのです。たまに7枚入っているものもありますが、基本的にはDVDやBlu-rayの商品1つに1枚しか入っていないので、どうしても単価が高い品物に関してはVだけを集めています。集め出してまだ2年ほどですが、もう随分と集まりましたね(苦笑)。トレカは専用のファイルで管理していて、現在は円盤系、MD系、その他の3種類に分けて大事に保存しています」

 コロナ禍になりライブがなくなったことで、お金をトレカやグッズの購入に使うようになった進藤さん。「モノによりますが」と前置きした上で、「作品によっては同じディスクを2、3枚は買っていますね」と語ります。内訳はもちろん、「見る用と保存用」とのこと。