オートミール、ごはん、食パンの主な栄養価の比較

　オートミールに含まれている栄養で特徴的なものは、豊富な食物繊維。水溶性と不溶性がバランス良く含まれているため、便秘や血糖値、コレステロールが気になる人は取り入れたい食品です。加えて、体作りに必要なミネラルも豊富です。

「米化」が人気ということで、オートミール（30グラム）、白米のごはん（茶碗1杯分150グラム）、食パン（6枚切り1枚分60グラム）の主な栄養価を、日本食品成分表2020年版（八訂）で見ていきましょう。

○エネルギー
オートミール　105キロカロリー
ごはん　234キロカロリー
食パン　149キロカロリー

○炭水化物（うち食物繊維）
オートミール　20.7グラム（2.8グラム）
ごはん　55.7グラム（2.3グラム）
食パン　27.8グラム（2.5グラム）

○タンパク質
オートミール　4.1グラム
ごはん　3.8グラム
食パン　5.3グラム

○脂質
オートミール　1.7グラム
ごはん　0.5グラム
食パン　2.5グラム

○カリウム
オートミール　78ミリグラム
ごはん　44ミリグラム
食パン　52ミリグラム

○カルシウム
オートミール　14ミリグラム
ごはん　5ミリグラム
食パン　13ミリグラム

○マグネシウム
オートミール　30ミリグラム
ごはん　11ミリグラム
食パン　11ミリグラム

○鉄
オートミール　1.2ミリグラム
ごはん　0.2ミリグラム
食パン　0.3ミリグラム

○亜鉛
オートミール　0.6ミリグラム
ごはん　0.9ミリグラム
食パン　0.3ミリグラム

　1食分としてごはんや食パンと比較すると、オートミールは低エネルギーで低糖質と言えるでしょう。また食物繊維やカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルが多く含まれています。この他、糖質の代謝を助けるビタミンB1や肌や髪の健康に関わるビオチンも多め。減量が気になる人はぜひ取り入れておきたい食材ですね。