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実は5種類あるしょうゆ 特徴と塩分に違い 開封後は“冷蔵庫で保存”が正解の理由とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

手軽に活用するならしょうゆと砂糖、みりんで「万能ダレ」を

 塩味料として用いられるばかりでなく、グルタミン酸などは旨味としての役割にも関わっています。また、色や香りをつけたり、魚のタンパク質の凝固を促進し身を引き締めたり、生魚の臭いを除いたりする作用を持つとも。上手に料理に活用していきたいですね。

 手軽に活用するなら、しょうゆと砂糖、みりんで「万能ダレ」を作っておくと便利です。肉、魚、野菜料理など何にも合います。

【万能ダレのレシピ】
○材料(分量割合は目安)
しょうゆ 100ミリリットル
みりん  200ミリリットル
砂糖   50グラム

○作り方
 材料を鍋に入れて加熱し、煮立ったら火を止めて冷ます

 各分量や割合はお好みで。あまり日持ちがしないため、保存容器に入れて冷蔵庫保存して、早めに使い切りましょう。

しょうゆさしに小分けした場合は1週間程度で使い切る(写真はイメージ)【写真:写真AC】
しょうゆさしに小分けした場合は1週間程度で使い切る(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 しょうゆ自体は開栓前なら日持ちしますが、開栓後は室内に置くと味や香りが日ごとに落ち、色がだんだん濃くなっていきます。冷蔵庫保存する方が良いでしょう。また食卓用にしょうゆさしなどに小分けしたしょうゆは、一般的に1週間ほどで使い切る方が新鮮さを楽しめます。注ぎ口や液垂れした部分はカビなどの原因にもなるので、常に清潔にしておきましょう。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾