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単身でドイツに渡ったサッカー記者 “猫とともに生きる”暮らしを築いた道のりとは?

著者:島崎 英純

ドイツ西部の都市フランクフルト。海外で猫と暮らすためには?【写真:島崎英純】
ドイツ西部の都市フランクフルト。海外で猫と暮らすためには?【写真:島崎英純】

 日々の暮らしの中で癒やしや安らぎを与えてくれるペット。そんなかけがえのない家族との生活を海外で送る時には、一体どのようなルールがあるのでしょうか? さらに必要な準備とは? そこで「Hint-Pot」は、ドイツを舞台にしたペット連載をスタート。現地在住のサッカーライターで大の猫好きでもある島崎英純さんが、猫との生活を実現するプロセスをお届けします。第1回は、島崎さんの人生を大きく変えた「猫との出会い」についてです。

 ◇ ◇ ◇

「猫とともにドイツで生きる」連載をスタート

 読者の皆様、はじめまして。サッカー関係のライティングを生業にする島崎英純と申します。この度「Hint-Pot」で連載コラムを引き受けさせていただくことになりました。

 で、早速なのですが、「サッカーライターと『Hint-Pot』に何の関係があるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかと存じます。その通り、この連載ではサッカーの話題にほとんど触れません。

 本連載の主題は「動物」、しかも主に「猫」について。「猫とともに海外(ドイツ)で生きる」をテーマに、海外でペット(猫)を飼うまでの過程や“ドイツの猫事情”といった各種の話題を提供させていただきたいと思っています。

ドイツ移住で余儀なくされた“愛猫との別離”

 では、なぜドイツで猫を飼おうと思っているのか、これまでのペットライフはどのようなものだったのか、その点を自己紹介も兼ねて説明させていただきます。

 僕は2018年3月からドイツのヘッセン州にあるフランクフルト・アム・マイン(通称フランクフルト)という町で暮らしています。同国には「ブンデスリーガ」というプロサッカーリーグがあり、そこで多くの日本人選手たちがプレーしていることをご存じの方も多いでしょう。僕は現地で彼らが出場する試合の取材に勤しみ、各媒体向けの原稿を執筆する日々を送っています。

 1970年生まれの“アラフィフ”でありながら悠々自適の独身生活を送っている僕は、ドイツ移住も単独で行いました。長期滞在ビザを取得し、住居を決め、この地に根を下ろすまでにさまざまな困難も待ち受けていたのですが、その辺りの詳細はおいおいご説明しますね。

ドイツ移住にあたって離れ離れになってしまった島崎さんの愛猫【写真:島崎英純】
ドイツ移住にあたって離れ離れになってしまった島崎さんの愛猫【写真:島崎英純】

 そんな中、移住に際して心細さや不安などが交錯していた時期に同じく心を痛めていたのが、日本の実家に預けてきた“愛猫との別離”でした。そう、ドイツへ赴く前の僕は揺るぎなく、「猫とともに暮らす」人生を送っていたのです。

「犬は人につき、猫は家につく」という古くからの言い回しからもお分かりのように、猫は生活環境の変化を嫌う傾向があります。僕の愛猫もご多分に漏れず「家猫」でして、一時的でも住居が変わるなどもってのほか。そもそも食事やトイレの場所が少しでも移動しただけで落ち着きをなくし、ある時期には複合的な事象が重なってストレスを溜めたことで排尿を我慢したため、尿道結石を患ってしまったこともあります。

 なので、移住にあたって愛猫をドイツへ連れてくるのは最初から諦めていました。致し方なく所有マンションで同居していた両親に“彼”を託し、文字通り単身で異国の地へ旅立つことになったのです。

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