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家賃20万超!? オーストラリアの高い物価 海外生活希望なら知っておくべき物価水準

公開日:  /  更新日:

著者:守屋 太郎

ロックダウン終了から5か月が経ち、活気を取り戻したシドニーの街【写真:守屋太郎】
ロックダウン終了から5か月が経ち、活気を取り戻したシドニーの街【写真:守屋太郎】

 コロナ規制が次々と解除され、マスクを着けずに街を歩く人の姿も増えてきたオーストラリア。豊かな自然と生活環境に恵まれた同国は、コロナ禍が落ち着いた先の海外生活を考えている人にとっておすすめの渡航先かもしれません。ただし一方で、日本と比べて物価は高め。現地在住ジャーナリストの守屋太郎さんが同国で暮らすためのノウハウなどを解説するこの連載。今回は「具体的にかかる生活コスト」についてです。

 ◇ ◇ ◇

実際に毎月かかる生活費はどのくらいなのか?

 前回、オーストラリア生活を計画するなら「事前に十分な生活資金を貯蓄しておくことが重要」という話をしました。では、留学やワーキングホリデー(ワーホリ)で渡航する場合、航空券やホームステイ、語学学校といった初期費用を除いて、生活費はいくらくらいかかるのか? 検証してみましょう。

シドニー市内における月間ランニングコストの目安【画像提供:守屋太郎】
シドニー市内における月間ランニングコストの目安【画像提供:守屋太郎】

 あくまでもざっくりした金額ですが、1か月間のランニングコストを表にまとめてみました。特に贅沢をしたり物を買ったりしなくても、1ベッドルームの賃貸なら合計で約3100豪ドル(約29万円)、リビングルームやキッチン、バスルームを他人と共有する「シェアアコモデーション」の通称「オウンルーム」(シェア物件内の1部屋を1人で借りる)でも約2200豪ドル(約20万円)くらいのお金が毎月飛んでいきます。

 実際には服や物も買うでしょうし、誰かにプレゼントしたくなることもありますから、追加で数百豪ドルかかる月もあるでしょう。