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からだ・美容

ぽっこりお腹は下腹の筋肉不足も一因 骨盤を“持ち上げる”本格エクササイズで鍛えよう

公開日:  /  更新日:

著者:滝沢 ななえ

寝転がって骨盤を持ち上げるエクササイズ 下腹の筋肉に効く!

 今回紹介するエクササイズのポイントは「仰向けに寝た姿勢で、おしりを上げて行う」こと。なぜなら、“骨盤を持ち上げる”という動きが、下腹の筋肉にとても効くからです。

 骨盤を持ち上げる時、下腹にグーッと力が入る様子を感じられると思います。それが下腹に“効いている”証拠。お腹の力だけでおしりを持ち上げたり、脚を曲げたり伸ばしたりすることで、使われずにゆるんでしまった筋肉を効率良く鍛えられますよ。

 エクササイズを行う時は、最初に初級編のウォーミングアップと呼吸法「ドローイン」でインナーマッスルを刺激してください。そしてドローインをしながら、中級編のエクササイズを行います。中級エクササイズを10回以上、スムーズにできるようになったら、上級にチャレンジしてくださいね。

 丁寧に行うと結構大変ですが、それだけに効果は絶大です。日頃から“骨盤を立てて座る”という姿勢を意識して続けると、相乗効果でさらにお腹の引き締め効果が期待できます。コツコツ続けて、ギュギュッと引き締めていきましょう!

【脱ぽっこりお腹エクササイズ・中級編】
1. 仰向けになり両膝を立てる。両腕を上(天井方向)に向けて伸ばし、両手のひらを内側に向けて「前へならえ」のようなポーズを取る
2. 両脚を揃えて床から上げ、股関節から膝(太もも部分)が床に対して垂直になる位置で止める。膝は直角に曲げる。反り腰の場合は膝を顔の方向にやや近づけると良い
3. 2の体勢で腹式呼吸。まず3秒間で鼻から息を吸いながら、お腹を膨らませる
4. 次に5秒間で口から息を吐きながらお腹をへこませ、同時におしりを床から持ち上げていく

お腹を意識しておしりを上げる(画像はスクリーンショット)
お腹を意識しておしりを上げる(画像はスクリーンショット)

5. おしりを下ろして2の姿勢に戻る。2~5を5~10回繰り返す

 
【脱ぽっこりお腹エクササイズ・上級編】
1. (中級編4までと同一)
2. おしりを床から持ち上げたまま軽く息を吸い、再び吐きながらお腹をへこませつつ、左脚を伸ばして床の近くまで下ろす

上級編はおしりを持ち上げたまま片脚ずつ曲げ伸ばし(画像はスクリーンショット)
上級編はおしりを持ち上げたまま片脚ずつ曲げ伸ばし(画像はスクリーンショット)

3. 左足を戻して、右足も同様に
4. 左右交互に各5~10回繰り返す(※動画では3回)。脚を伸ばす際におしりが落ちないよう、意識して行う

(滝沢 ななえ)

滝沢 ななえ(たきざわ・ななえ)

1987年9月22日、東京・三鷹市生まれ。母親の影響で小学校2年生からバレーボールを始め、強豪の八王子実践中学・高校に進学。リベロとして「春高バレー」で活躍し、2006年の卒業後は「パイオニアレッドウィングス」に入団。“美しすぎるバレーボール選手”と注目された。2009年、チャレンジリーグの「上尾メディックス」に移籍。2013年に引退し、現在は都内で女性専用パーソナルジムのトレーナーを務める。