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“無理なく続ける” 家庭のフードロスをほぼゼロにした米在住日本人女性 その対策とは

公開日:  /  更新日:

著者:小田島 勢子

どうしても余るものは堆肥などで再利用

勢子さん宅の庭に設置された堆肥を作る容器【写真:小田島勢子】
勢子さん宅の庭に設置された堆肥を作る容器【写真:小田島勢子】

 最後は「コンポスト(堆肥)や鶏たちのエネルギー源にすること」です。

 私なりのフードロス対策を実践するようになってからは、使いきれない食材や食事で出てしまう残り物はほとんどありません。それでも洗い物をすると、米粒やフルーツ、野菜の皮や種などの一部が出てしまいます。

 そうしたものはまず、庭で平飼いしているニワトリに食べてもらいます。そこでも残れば庭の枯れ葉やニワトリのフン、畑のミミズたちとともに、庭に設置した堆肥を作る容器へ。最後は土に還して再利用しています。

 微生物たちの働きで、野菜や木くず、動物たちのフンなどもしっかりと分解されて良い土になります。家の中でも外でも発酵の助けを借りて、規模は小さいですができる限りの「循環」を目指しています。

 先人が生み出した昔の知恵とこれから私たちが学んで作り出していく最新の知恵。アイデアだけでなく“もの”も大切にしながら、オンラインコミュニティ「食から始まる暮らしの循環 Rustic Farmers」において、同じような思いを持つ仲間たちと少しずつフードロスを含む地球環境問題の改善に取り組んでいきたいと思います。

(小田島 勢子)

小田島 勢子(おだしま・せいこ)

ナチュラリスト。結婚を機に2004年に南カリフォルニア州へ移住し、3人の女の子を米国で出産。ロサンゼルスの片田舎でバックヤードに鶏たちと豚のスイ、犬のトウフとともに自然に囲まれた生活を送る。母になったことをきっかけに食や環境の大切さを改めて感じ、できることからコツコツと、手作り調味料や発酵食品、スーパーフードやリビングフードを取り入れた食生活をメインに、食べるものは「できるだけ子どもと一緒に作る」「残さない」がモットー。2015年に「RUSTIC」を設立。日本で取得した調理師の知識や経験を生かして食のアドバイザー、ライフスタイルのコーディネーターとして活動。日米プロスポーツ選手やアクション映画俳優の身体作りのアドバイザー、みそ、お酢、漬け物など発酵食品作りの講師、創作料理のケータリングなど幅広い分野で活躍。
https://rusticfarmla.com/