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観劇時の“前のめり”はなぜNGマナーなのか 劇場の検証動画が話題 担当者が語る現状

著者:Hint-Pot編集部

前の観客3人が前のめりになった瞬間、後ろの観客の視界は……(画像はスクリーンショット)
前の観客3人が前のめりになった瞬間、後ろの観客の視界は……(画像はスクリーンショット)

 推しが出演する舞台、チケット争奪戦を勝ち抜いて劇場にやってきたものの……「ちょっと! 舞台が見えないんですけどー!」と泣きそうな思いをしたことがある人はいませんか? その理由として挙げられるのは、前の席の観客が体を前のめりにしてしまうこと。観劇を趣味としている人にとってはおなじみのNGマナーですが、「一体なぜ?」と思う人も多いでしょう。ツイッター上では、九州のある劇場がその理由を説明した検証動画を公開し、大きな反響を呼んでいます。劇場の担当者に詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

前の観客が前のめりに…視界が遮られる様子を現場で検証

 1999年にオープンした「博多座」(福岡県福岡市)は、歌舞伎やミュージカル、宝塚歌劇などあらゆるジャンルの公演に対応する演劇専門劇場。充実した劇場設備で知られ、九州地区では随一とされています。コロナ禍が始まってからは休演した時期もありましたが、徹底した感染予防策を取った上で公演が再開されました。

 劇場に観客は戻りましたが、コロナ禍以前から対応に苦慮していた“問題”がありました。それは、前のめりになった観客が後ろの観客の視界を遮ってしまうこと。そこで同劇場の公式ツイッターアカウントは「博多座検証シリーズ」と題した1本の動画を公開。同劇場の2階席で撮影されたこの動画は「前のめりは後ろの席の視界をどれくらいふさぐ?」をテーマにしています。

舞台を見下ろす形になる博多座の2階席で撮影。他の劇場などでもよくある構造です(画像はスクリーンショット)
舞台を見下ろす形になる博多座の2階席で撮影。他の劇場などでもよくある構造です(画像はスクリーンショット)

 動画はまず、前の観客が「座席の背もたれに背をつけた場合」からスタート。後ろの観客は視界良好で、見下ろした先の舞台に立つ身長181センチの人物がよく見えます。

 しかし次に、前の観客3人が前のめりになると、その頭で舞台上の人物が隠れてしまいました。舞台を見下ろす座席配置のため、後ろの観客の視界にすっぽりと入ってしまうのです。ああ、これでは推しの姿が見えない……。

比べてみると一目瞭然! 前のめりは後ろの観客の視界を完全に遮ってしまう(画像はスクリーンショット)
比べてみると一目瞭然! 前のめりは後ろの観客の視界を完全に遮ってしまう(画像はスクリーンショット)

 そして動画は「前のめりは後ろの席のお客様の視界を想像以上に遮ります」と注意喚起。「背もたれに背中をつけてのご観劇をお願いいたします」と協力を呼びかけました。ちなみに「心の前のめりは大歓迎」だそうです。

 公開されたこの検証動画は8.2万件もの“いいね”を集め、再生回数も180万回超に。リプライ(返信)には「私も気をつけて観劇します」「自分が100%楽しむためにも、周りの方のためにも、ぜひ知っておいてほしい観劇マナー」「各劇場、映画館みたいに開演前にこの映像を幕に流してほしい」といった声が続々と集まりました。

 さらには「2階の横並びの席も同様です」「あと、椅子と背中の間に荷物置いて浅く座るのも見えないのよ!」「できればビニール袋のガサガサ音も結構響くのよ~バージョンもお願いします」といった声も。やはり、椅子は正しい姿勢で使うことが重要のようです。

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