Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

闘病生活から「人間鯉のぼり」のトップ選手へ 競技から学んだ継続の重要さ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

子どもたちに「やってやれないことはない」という姿勢を見せたい

ヒューマンフラッグ日本トップ選手の1人、藤本翔太さん【写真提供:藤本翔太】
ヒューマンフラッグ日本トップ選手の1人、藤本翔太さん【写真提供:藤本翔太】

藤本さんの本業は学習塾の運営。それと並行する形で、ストリートワークアウトの競技者として世界を見据え、ヒューマンフラッグの普及活動にも尽力しています。

「ストリートワークアウトを広めたいという思いで、2019年に『ストリートワークアウト大阪』というチームを立ち上げました。しかし残念なことに現在は新型コロナウイルス感染拡大のため、一般の方の参加はできない状態です。私自身もあまり活動に参加できていませんが、本業の学習塾運営、パーソナルオンラインジムの運営と合わせて活動を行ってきました。また、2021年には改めて『FLAGGERS』というチームを立ち上げ、女性や中高年の男性にヒューマンフラッグの指導を行っています」

ヒューマンフラッグに関する活動は、学習塾での指導方針にもリンクしているそう。藤本さんは活動を子どもたちに見せることで、挑戦することの大切さを伝えたいと考えます。

「私は学習塾で子どもたちや保護者に対し、『継続すること』『できる努力を最大限すること』の重要性を日々指導しています。そこで私自身がヒューマンフラッグに挑戦し続け、努力と成長をしていくことで、『やってやれないことはない』という姿を子どもたちに見せていけるとも思っています。私は今年の6月で39歳になりますが、これからもチャレンジし続ける気持ちをいつまでも持ち続けたいと思っています」

ヒューマンフラッグという競技と真摯に向き合う藤本さん。最後に「人間鯉のぼり」という名前にちなんだ衣装で競技に出場することはないかお聞きしたところ、「さすがに鯉のぼりをまとって競技をすることはない(笑)」そう。その一方で、「ストリートワークアウト」には、衣装のルールなどはないため、個人的なパフォーマンスをする際などに、鯉のぼりの衣装を着ることはあるのだとか。

「技を見せて『すごい』ということだけで終わるのではなく、見てくれている人がわくわくする、興味を持つ、注目する……そういう気持ちになってもらえるようにと私は考えています」

見た目のインパクトだけでは語り尽くすことができないヒューマンフラッグの世界。藤本さんの活動は、ツイッター「マッスルティーチャー」(@flaggershota)などで見ることができます。これからの活躍を期待したいですね。

(Hint-Pot編集部)