お金
家計を良い方向に導く「3つのT」とは 先行き不安な時代に賢くお金と付き合う方法
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2022年「金融教育」がスタート 変化に対応することがカギになる!
2022年4月、高校での金融教育がスタートしました。私は大賛成派です。なぜなら投資が盛んな欧米諸国では、以前からこの手の教育が行われています。その結果、投資に対する恐怖心やリスクリターンをしっかりと理解して、前向きな人が多いようです。一方の日本は、国策として「投資」を後押しするも、効果が出ているのか否か……。足踏み状態でウロウロとしている印象を受けます。
そこで、お子さんと一緒に勉強をしてみるのはどうでしょう。家族でお金のやりくりについて話ができたり、「ここは無駄」「ここは良い支出」など前向きなやりくりができたりしそうですよね。
実のところ、節約とは1人でできず、家族の協力が必要不可欠なのです。であれば、この辺りで「お金や投資」について前向きに取り組んでみる。今はまさに時代の分岐点なのだと思います。
スマートフォンを日常的に使っている方が大半でしょう。1980年代の「しもしも~」の時代から始まった(どうしても平野ノラさんが思い浮かびます)携帯電話は、時代とともに変化を繰り返し、今やなくてはならない大事なツールになりました。
私はお金に対しても、スマホと同じく変化についていった方が断然楽になり、なおかつ便利になって、いろいろなことを享受できると考えています。お金も同様に、時代の変化に合わせて前向きに取り組むことで、世間より一歩リードできそうな気がしませんか。
人生の中で「あの時知っていれば……」「あの時始めていれば……」と思うことが、多少はあるものです。過去を変えることはできませんが、これからの未来については自分次第でできるはず。思い立ったが吉日、お金と仲良く良い付き合いをしていきましょう!
(橋浦 多美)
橋浦 多美(はしうら・たみ)
1973年11月3日、宮城県仙台市生まれ。フリーアナウンサー、ファイナンシャルプランナー。会社員からフリーランスに転身した時にお金の大切さを知り、勉強を始める。現在はファイナンシャルプランナーや宅建士、証券外務員などの資格を取得し、「しゃべれるファイナンシャルプランナー」として、セミナーやラジオにも出演。家計のモットーは「見栄は張らずに、財布が張る家計」。プライベートでは双子男児の母として、出費が一気に2倍になる教育費と格闘中。著書に「四畳半経済のススメ~コンパクトな家計を実現する87のコツ~」(ゴマブックス刊)などがある。