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お金

家計簿で無駄を把握 FPが教える節約の第一歩 賢い活用法とは?

公開日:  /  更新日:

著者:橋浦 多美

1日の行動パターンと支出を把握する

専業主婦・A子さんの一日の行動パターン。支出を照らし合わせると…【画像:Hint-Pot編集部】
専業主婦・A子さんの一日の行動パターン。支出を照らし合わせると…【画像:Hint-Pot編集部】

 では、家計簿のメリットとは一体何なのでしょう? その第一は「お金の使い方のクセを見つけられる」こと。自分の消費行動の特徴や、お金が貯まらない要因を知ることができるのです。

 お金を消費する際、その使い方が合っているのか間違っているのかを誰にも指摘されず、何となく使っている人も多いでしょう。しかしそこには、もしかすると大きな「無駄」があるかもしれません。まずは家計簿を使って、その「無駄リスト」を見つけることから始めてみましょう。以下の例は、専業主婦A子さんの行動パターンと支出です。

【40歳・専業主婦(A子さん)の場合】
午前8時  配偶者と子どもを会社や学校に送り出し、自分の朝食をすませて片付ける
午前9時  洗濯、掃除など、主に家の中で家事
午前10時  スーパーマーケットで買い物(食費支出:2000円)
午前11時  買い物帰りにコーヒーショップでカフェラテを1杯(外食費支出:455円)
午後12時  自宅に戻り、残り物などで昼食
午後1時  自宅で定額制の動画配信サービスで映画観賞
午後3時  ネットサーフィン中に気に入った洋服を購入(被服費支出:1万円)
午後4時  子どもが帰宅
午後5時  夕食の準備
午後7時  夕食の片付け終了
午後9時  配偶者が帰宅。晩酌に付き合って先日、デパ地下で買ったつまみ(2000円相当)とともにビール、チューハイを飲む
午後11時  就寝

 この日の支出は合計1万2445円でした。また、A子さんの行動と支出から見えてくるクセは次の通りです。

1. コーヒーショップに寄る習慣がある
2. ネットで気に入ったものをついつい買ってしまう
3. 映画やドラマは固定費のかかる契約をしている
4. お酒を飲むので、酒代やつまみ代もかかる

 家計簿を利用すれば、このように自身の消費習慣を認識することができるのです。

パターンを分析し「無駄リスト」を発見!

 例えば、コーヒーショップのカフェラテ代を見てみましょう。今は物価上昇の波に押され、高騰中でもあります。これをもし平日週5日飲むとすると、455円×5回×4週=9100円。1年を約52週間ですから、続ければ何と11万8300円になります。

 コーヒーショップは何気なく立ち寄ってしまいがちですが、11万8300円は家族で豪華な温泉旅行に行けてしまう金額。このカフェラテ代のお金は「ラテマネー」ともいわれますが、積み重なるとかなりの金額になるのです。

 現在はコンビニエンスストアでもドリップコーヒーが人気です。私もコーヒーが好きなので否定はしないのですが、節約をするならば工夫が必要。回数は1か月に何回までと決める、お得なチケットを購入するなど、見直してみてはいかがでしょうか。

 また、節約のポイントとしては、削るなら日々の食費費や光熱費より固定費が効果的。一度削ると毎月自ら節制しなくても、自動的に支出が減るという効果があります。

 例えば、A子さんが加入している毎月定額の動画見放題サービス。コンスタントに観るのであれば、加入しても元が取れます。しかし、気が向いた時にしか観ないのであれば、コスパが悪くなるので要注意。1本1本の料金を支払って観賞した方が安上がりになりますね。

 このように、家計簿にして目に見える形にすることで、「無駄リスト」を見つけ出すことができます。