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1日たった5分 現役アナウンサーが伝授 マスクでも聞き取りやすい声の作り方とは

公開日:  /  更新日:

著者:小倉 星羅

声色とは シチュエーションに合わせて声に色をつける

 発声と滑舌ができたら、最後に文章に色をつけます。マスクをしているからこそ、いつもよりも2割増で、音の高低、ポーズ(間)、スピード(緩急)、チェンジオブペース(調子の変化)をつけましょう。腹式呼吸になるとはっきりした声になっているので、以下に気をつけると相手にも伝わりやすくなります。

【声に色をつけるトレーニング】
1. 口輪筋を使い表情を大きくすることで声にも表情をつける
2. 語尾は音を下げる
3. 大事なことを話す前後は間を開け、ゆっくり話す
4. 文章の中に1つ山を作り、その部分に向けて高低差をつける

毎日続けることが身につけるコツ

 アナウンサーになると、この3つを身につけるために1日8時間、3か月は発声練習をしますが、短時間でも毎日続けることでずいぶん変わると思います。腹式呼吸や滑舌を身につけると、コミュニケーションスキルが上がり、伝わりやすくなります。話すという当たり前なことをトレーニングして、さらにスキルアップしてみてはいかがでしょう。ぜひ、1日5分、隙間時間にチャレンジしてみてください!

(小倉 星羅)

小倉 星羅(おぐら・せいら)

広島テレビ、千葉テレビ(チバテレ)のアナウンサーを経て、東京五輪・パラリンピックではメダリストインタビューを担当。現在は、プロ野球・読売ジャイアンツの場内アナウンスや大妻女子大学でアナウンス演習の非常勤講師。フリーアナウンサーの和田奈美佳とともに「話し方教室」を開講中。