どうぶつ
ドイツで猫を迎えるなら「5月の農家」 その理由に納得!? 日本人男性が運命の出会い
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いざ南部の田舎町に住む保護主の元へ
そこで早速、譲渡主へインターネットサイトを通してご連絡し、訪問日を決めました。そして、その場所を改めて調べてみると、僕の住むフランクフルトからは車で約3時間の道のりと、結構な遠方であることが分かったのです。地理的にはドイツ南部の大都市シュトゥットガルトの東にある小さな町で、これはなかなか奥深い趣がある地域だと判明したのでした。
僕はドイツでの暮らしが4年目にもかかわらず、まだドイツ語習得に難儀している状況です。そのため、ドイツ語が堪能な友人に手助けしてもらい、待ちに待った訪問日を迎えました。
僕にとっては、初めてドイツで“猫を迎え入れる側”として譲渡元へ赴くことになったわけですが、今回はあくまで最初の面談の場だと認識していました。まず譲渡主さんから家族構成や居住場所をはじめ、猫と暮らした経験の有無や、僕の職種や仕事内容などを仔細に聞かれて審査されたのち、改めて猫を譲渡していただけるかの返事をいただくというイメージです。
とはいえ、その面談が良い方向へと進み、その日のうちに猫を引き取ることになる可能性もなきにしもあらず。一応事前に猫を連れて帰れるキャリーケースを用意し、住居には猫のための食器や水飲み場、そしてトイレなども設置して万全の準備を整えておきました。
当日の天気は快晴! 気温が34度前後にも達する真夏日で、サンルーフ付きの自家用車の車内にまぶしくて熱い日差しが降り注ぐ中、ドイツ高速道路のアウトバーンを南下して目的地へと向かいました。