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日没が早まる秋 自転車の重大事故に注意! 早めのライト点灯や服装が大切

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

日照時間が短くなる秋は、薄暮時間帯の事故に注意(写真はイメージ)【写真:写真AC】
日照時間が短くなる秋は、薄暮時間帯の事故に注意(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 日照時間が日に日に短くなる秋。警視庁が発表した、平成29年から令和3年の5年間における死亡事故発生状況の分析結果によると、日没時刻と重なる午後5時台から7時台に交通事故が発生する割合が多く、薄暮時間帯には自転車と歩行者の衝突事故が最も多く発生しています。日没が早い秋にはどのようなことを注意した方がいいのでしょうか。自転車に乗る際に気をつけるべきポイントを、自転車文化センター サイクルアドバイザー・山口文知さんにお伺いしました。

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薄暮時間帯の事故予防に暗闇でも目立つ服を着用すべし

――秋は重大事故が増加するといわれます。特に薄暮時間帯に事故が増える理由を教えてください。

「薄暮の時間帯とは、日没時刻の前後1時間を指します。夏の間は昼間の時間が長く、通勤や通学の帰りの移動などは明るい時間帯に行えました。しかし、秋になり昼間の時間が短くなると、帰宅による時間帯がこの薄暮の時間帯に重なり、交通量が増えます。そのため、周囲が暗い状況により、自転車以外の交通手段を利用する人や歩行者からはお互いに視認しづらいことが、事故が増える要因といわれています」

――薄暮時間帯から夜にかけて自転車で出かける際、どのような服装が望ましいですか?

「暗い中でも、他の通行者から自分自身が視認されるような服装が望ましいでしょう。暗闇に溶け込む黒などのダークカラーは控えて、暗闇でも目立つ色調(黄、赤、白など)の服装を選んでください。また、反射素材の付いたベストなどを羽織れば、ドライバーなどからより視認されて安全性が向上します」