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お母さんが熱なので… “接客業であったすごい客”を描いた漫画に大反響「優しくて泣ける」
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接客業をしていると毎日さまざまなお客さまと出会いますよね。中には、何年経っても忘れられないほど印象に残っているお客さまも1人や2人いるのではないでしょうか。惣菜店でのアルバイト中に出会った1人の男の子。「接客業であったすごい客」として、その出会いを描いた漫画がツイッター上で13万件を超える“いいね”を集めて話題になっています。作者のおたみ(@otamiotanomi)さんに詳しいお話を伺いました。
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小学生の男の子が1人でおつかいに
SNSで漫画を公開し、人気を博している漫画家のおたみさん。一度も行ったことがないのにキャバクラの良さを語る男性をコミカルに描いた「キャバクラ先輩」は、ツイッター上で週2回公開されている人気シリーズです。軽妙なギャグや愛のあるツッコミを描いた漫画は、ブログ「おたみの日々」でも読むことができます。
そんなおたみさんが先日発表し注目を集めた漫画は、「お惣菜屋に小学生の男の子が1人で来た」と題した作品。自身が惣菜店でアルバイトをしていた時に出会い、特に強く印象に残ったある男の子について描いています。
おたみさんが惣菜店でアルバイトをしていたある日、お財布を手に持った小学生の男の子が店先に現れました。大人が付き添っている様子はありません。意外なお客さまの登場に、おたみさんの口から思わず「あれ?」と言葉が漏れてしまいました。すると、男の子は一瞬恥ずかしそうにしながらも、はきはきと、おつかいに来た理由を伝えます。
「お母さんが熱なので、やわらかい食べ物と2年生の妹の晩ごはんを買いにきました」
体調を崩したお母さんに代わって1人でおつかいにやってきた頼もしさ、そして、お母さんの具合を気遣って「やわらかい食べ物を」とお願いし、さらに妹の晩ごはんまで……しっかりと注文を伝える男の子に、おたみさんは思わず感心。その後、男の子がどのようにおつかいをしたのかについても、優しいタッチで描いています。
心がほっこり温まるおたみさんの漫画が公開されると、13.2万件もの“いいね”を集めました。また、リプライ(返信)は「優しくて泣ける」「この子すごく立派でいい子だよ」「みんな、優しい」「たった5コマで感動できる 映画1本観たくらいの気持ち」など、男の子の行動を称賛する声であふれています。