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保温水筒の温度をキープする簡単ひと手間 どのくらい効果があるかやってみた

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著者:Hint-Pot編集部

水筒を熱湯で注いでからお湯を入れると6時間後も通常より2度高い

 次は、お湯を入れる前の水筒を熱いお湯ですすぐ方法です。水筒にお湯を3分の1程度入れて水筒を振り、そのお湯を捨ててから新たに熱湯を入れます。お湯を捨てる際は火傷に注意してください。

水筒に熱湯を入れて振り、全体的に温める【写真:Hint-Pot編集部】
水筒に熱湯を入れて振り、全体的に温める【写真:Hint-Pot編集部】

 熱いお湯で水筒をすすいだ後、水筒内の温度は49.1度でした。水で水筒をすすいだ時の約20度と比べて約30度の差があります。

お湯ですすいだ後の水筒内は50度近くに【写真:Hint-Pot編集部】
お湯ですすいだ後の水筒内は50度近くに【写真:Hint-Pot編集部】

 この水筒に沸騰した熱湯を入れ、最初の検証と同様に経過時間の温度を測ります。最初に水筒に熱湯を入れた直後、お湯の温度は約100度でした。水ですすいだ<通常時>と比べて、温度の低下がほぼ抑えられたようです。

お湯ですすいだ後に熱湯を入れた直後は約100度【写真:Hint-Pot編集部】
お湯ですすいだ後に熱湯を入れた直後は約100度【写真:Hint-Pot編集部】

 1時間後は93度、2時間後は88度と下がっていくものの、12時間後の温度は60度でした。最終的に<通常時>よりも2度ほど高いという結果に。また、どの時間でも<通常時>より2~4度ほど低下が抑えられていました。

お湯ですすいだ後に熱湯を入れてから12時間後は60度【写真:Hint-Pot編集部】
お湯ですすいだ後に熱湯を入れてから12時間後は60度【写真:Hint-Pot編集部】

 水筒をすすぐ水を熱湯に変えるという簡単な方法で、保温効果をキープさせることができました。中に入れるお茶などをいれる際、お湯を多めに沸かしておけばいいだけなのでとても手軽。日常で無理なく使えるライフハックでしょう。

<お湯ですすいだ時>結果を表にまとめたもの【画像:Hint-Pot編集部】
<お湯ですすいだ時>結果を表にまとめたもの【画像:Hint-Pot編集部】

 以上の結果を<通常時>と比較しながらまとめると、直後ほぼ100度(<通常時>98度)、1時間後93度(同90度)、2時間後88度(同84度)、4時間後80度(同76度)、6時間後72度(同70度)、12時間後60度(同58度)になりました。