Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

ライフスタイル

保温水筒の温度をキープする簡単ひと手間 どのくらい効果があるかやってみた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

さらにひと手間 しっかり温めてからタオルを巻いておく

 保温効果をもっとキープさせるために、お湯ですすぐのではなく入れたまま2分ほど温め、熱湯を入れた後はさらに水筒をタオルで包む方法も検証します。

タオルを使いさらに保温効果をアップ【写真:Hint-Pot編集部】
タオルを使いさらに保温効果をアップ【写真:Hint-Pot編集部】

 熱湯を2分ほど入れたままにして水筒を温めた後、温度は59.6度でした。お湯ですすいだ時よりも10度ほど温かくなっています。

水筒を温めた後は60度近くに【写真:Hint-Pot編集部】
水筒を温めた後は60度近くに【写真:Hint-Pot編集部】

 この水筒に沸騰した熱湯を入れ、<通常時>とお湯ですすいだ時の検証と同様に経過時間ごとの温度を測ります。最初に水筒に熱湯を入れた直後、お湯の温度は約100度でした。温度計では100度より少し高い位置にラインが来ているように見えます。

お湯で水筒を温めた後に熱湯を入れた直後は100度【写真:Hint-Pot編集部】
お湯で水筒を温めた後に熱湯を入れた直後は100度【写真:Hint-Pot編集部】

 1時間後は96度、2時間後は92度と90度台をキープ。ここから少しずつ温度は下がっていくものの、12時間後の温度は65度と、最終的には<通常時>よりも7度ほど高い結果になりました。また、どの経過時間でも<通常時>と比べて6~8度ほど温度低下が抑えられており、かなり保温効果がキープされています。

お湯で水筒を温めた後、タオルで保温した状態の12時間後は65度【写真:Hint-Pot編集部】
お湯で水筒を温めた後、タオルで保温した状態の12時間後は65度【写真:Hint-Pot編集部】

 ただ、水筒に熱湯を入れたまま2分ほど置き、さらにタオルで巻くという手順は少し手間だと感じてしまいました。やり方は決して難しくないので、温かい状態でできるだけ長く持ち歩きたい時には有効でしょう。

<お湯を入れて放置+タオルで巻いた時>結果を表にまとめたもの【画像:Hint-Pot編集部】
<お湯を入れて放置+タオルで巻いた時>結果を表にまとめたもの【画像:Hint-Pot編集部】

 以上の結果を<通常時>およびお湯ですすいた時と比較しながらまとめると、直後ほぼ100度(<通常時>98度、お湯ですすいだ時ほぼ100度)、1時間後96度(同90度、同93度)、2時間後92度(同84度、同じ88度)、4時間後84度(同76度、同80度)、6時間後78度(同70度、同72度)、12時間後65度(同58度、同60度)になりました。

温かさをキープしたい時間や用途でライフハックを使い分ける

 手軽なひと手間で、保温水筒の効果をキープできることが分かりました。特にタオルを巻いておく方法は、12時間後に<通常時>と7度の差が出るという驚きの結果に。長時間の外出や、できるだけ温度を下げたくない調乳用のお湯を持ち運ぶ時に使える方法といえるでしょう。

 水筒の保温効果は構造によるものですから、破損には注意が必要。持ち運び用の袋に入れたりタオルで巻いたりする方法は、保温効果をキープするだけではなく、破損を予防するメリットもあります。この簡単ライフハックで温かい飲み物を持ち歩き、寒い冬を乗り越えましょう!

(Hint-Pot編集部)