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「男のくせに」「女のくせに」はNGワード 性についてパートナーと話す時のテクニック
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:OliviA
パートナーとの間で性についての話ができない……という人は少なくありません。ラブライフアドバイザーのOliviA(オリビア)さんによると、性について2人で話すことには、生活の豊かさや健康面、そしてより良い性生活など多くのプラス要素があるそうです。とはいえ、そう簡単にできるものではないという声も。OliviAさんによる性のお悩み相談連載、今回は「パートナーと性について話すこと」をめぐる素朴な質問にズバリ回答します。
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パートナーと性について話すと家庭が円満になる!?
Q. パートナーと性について話すことには、どんなメリットがありますか?
普段から性について気軽に口にできる関係であることが、2人の絆を深め、性行為のマンネリ化やセックスレスなどの悩みが発生した時に解決しやすくなるのが一番のメリットです。
世間ではまだまだ、性の話はタブーとされている見方が強いもの。そうしたトピックについて話し合う行為には、信頼関係をより深める効果があります。今はまだ悩んでいなくても、将来的に問題が起きた時に話し合える土壌を作っておくと、2人の関係性を揺るぎないものにしてくれるでしょう。
Q. オープンに話し合える関係性を築くためにはどうすればいいでしょう?
そうした関係性を築くには、まず「2人で性の話をするのは大切なことである」という意識をすり合わせるところがスタート地点です。性について話し合うことは、健康や妊娠出産という家族計画、プレジャーや充実という観点からは性的快楽の満足度にもつながります。健康、家族計画、人生の豊かさに関係するため、性の話をするのは2人の関係維持にも重要なことなのです。
普段から口数の少ないカップルという場合でも、何でもない会話を含め、平常時から話しておくことはとても大切です。いざ何か事が起きた時は、より話しにくくなってしまいます。性以外でも、ある事柄についてお互いがどう思っているのか、それぞれの価値観をすり合わせておくことで、性の価値観もぶれのないものになっていくと思います。
性の価値観が異なる場合、お互いの好みの違いを理解しておくことで「では、どうする?」と考えやすくなり、大きくぶつかることを回避できる可能性も。導入部として、まずは普段から食の好みなどを話して慣れておくことをおすすめします。本や映画の感想などもいいですね。「あなたはこう思った。私はこう思う。2人の間でこの部分は違っている」と“違いを知ること”が大切です。
カップルで政治や事件に対する見方が異なるのもよくあること。そこで「でも君には君の考えがある」と尊重し、その上で「どうする?」と違いを認識した会話ができる関係でいられることが大事です。お互いを知って価値観を共有できる関係性は、性行為においてもプラスに働きます。