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晩秋から初冬 切り花やプランターなどで楽しめる草花5選 年単位で育てられるものも

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:のなか りえこ

ネメシアは北風を避けて 夏越しができる品種も流通

2~3年育てることができる宿根ネメシア(写真はイメージ)【写真:写真AC】
2~3年育てることができる宿根ネメシア(写真はイメージ)【写真:写真AC】

【ネメシア】
 南アフリカ原産のネメシア。ゴマノハグサ科の一年草・多年草ですが、昔から親しまれてきたのは一年草の品種です。近年は「宿根ネメシア」という夏越しができる品種が流通していて、2~3年程度は育てることが可能に。

 日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。ただし、真冬になるこれからの季節、鉢植えの場合は北風を避けられるところに移動させてください。夏は半日陰の涼しいところが向きます。

 地植えの場合、雨が降らない日が続くようなら水やりを。鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。

多肉植物のリトープスなど“冬型”に生長する植物もおすすめ

 冬型とは、秋から春の涼しい期間に生長する植物をいいます。冬型といっても、寒さに強いというわけではありません。植物にもよりますが、5~20度が適温とされています。室内でも楽しめる2種類を紹介しましょう。

葉の形がユニークなリトープス(写真はイメージ)【写真:写真AC】
葉の形がユニークなリトープス(写真はイメージ)【写真:写真AC】

【リトリーブス】
 リトープスは、南アフリカのナミビアで乾燥した地域に自生している植物です。上から見ると扁平の球状の葉が2枚合わさった形をしていますが、横から見ると一緒になっているユニークな形をしています。

 開花時期は秋のため、今の時期に楽しめます。花を咲かせた後は、3月頃から古い葉の間から新しい葉を展開させ、夏に休眠。年間を通して、日当たりの良い雨除けのあるところで管理しましょう。

 戸外で育てる場合、霜が降りるような寒さの時期は屋内に入れるなど寒さ対策を。また高温多湿にも弱いため、真夏の強い光を遮るといった工夫も必要です。

 秋から春の生育期は、乾いたらたっぷりと水やりをします。外側にある古い葉がしおれ、中から新しい葉が形成される脱皮を始めたら、水やりは控えてください。夏の休眠期は、基本的に断水してかまいません。もし与える場合も霧水をかける程度で。蒸れないように管理するのがポイントです。