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物価上昇…毎日の買い物は“戦いの場”に! 毎日の料理を安く上げるひと工夫5選
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ひと工夫アイデア5「食材のランクを少しずつ下げる」
最近はプライベートブランド(PB)の商品がたくさん開発されています。クオリティも上がっているので、PB商品の活用はおすすめです。
また、最近は冷凍食品も人気ですが、便利さゆえに割高なことも。温めるだけの調理済商品などは、手作りに比べて割高なものもあるので注意が必要です。冷凍食品でぜひ使いたいのは、野菜であれば、カットしたホウレン草やカボチャなどの素材タイプ。魚や肉も、調理済みではなく素材として冷凍されているタイプが割安です。
また最近の超円安で、輸入食品も軒並み値上がりしています。これまでは輸入ものの方が割安感のあったものでも、今は国産の方が割安な場合も多々。値札だけで判断せずに、グラムいくらでどちらが安いかをよく見て判断してくださいね。
一食ごとのメニューが一度にドーンと貧しくなったり、おかずが一品少なくなったりすると、家族から節約に対する反対意見が出てしまうかもしれません。そうした状況は、作る側も食べる側もストレスにつながります。食材のランクはちょっとずつ、気づかれないように下げましょう。
残念ながら、食材の高騰はまだしばらく続きそうです。でも前向きに考えれば、毎日の献立を見直したり、食べる量を少し減らしたりすると、減量や健康維持にもつながります。体と使うお金の“減量”を両立させると考えて、無理なく続けていきましょう!
(橋浦 多美)
橋浦 多美(はしうら・たみ)
1973年11月3日、宮城県仙台市生まれ。フリーアナウンサー、ファイナンシャルプランナー。会社員からフリーランスに転身した時にお金の大切さを知り、勉強を始める。現在はファイナンシャルプランナーや宅建士、証券外務員などの資格を取得し、「しゃべれるファイナンシャルプランナー」として、セミナーやラジオにも出演。家計のモットーは「見栄は張らずに、財布が張る家計」。プライベートでは双子男児の母として、出費が一気に2倍になる教育費と格闘中。著書に「四畳半経済のススメ~コンパクトな家計を実現する87のコツ~」(ゴマブックス刊)などがある。