Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

からだ・美容

おしりをプリッと上向きに! 自律神経を整える下半身ストレッチ 代謝アップにも効果大

公開日:  /  更新日:

著者:滝沢 ななえ

大きな下半身群の筋肉を動かして代謝アップ

 私たちの体は運動をすると、バクバクと心臓が拍動し、筋肉にどんどん血液を送り込みます。つまり、大きな筋肉が集中する下半身を動かすほど、血流がアップ。効率的に代謝が上がるのです。

 そこで、体の中でも最も大きな「おしりの筋肉(殿筋)」と、硬くなりやすい「太もも裏側の筋肉(ハムストリングス)」を積極的に動かしていきましょう。心身ともにすっきりと調子が良くなり、シェイプアップ、ヒップアップにもつながります。全女性にやってほしい、超おすすめの筋トレですよ。

 1種目目のシングルルーマニアンデッドリフトでは、太ももの裏側とおしりをストレッチします。上体を股関節から折りたたむように倒すことがポイント。上体を「前に倒そう」とするのではなく、おしりをプリッとさせながら後ろに引いていく意識で行うとうまくいきます。2種目目のウォーミングアップでもある運動です。

太もも裏側とおしりを刺激(画像はスクリーンショット)
太もも裏側とおしりを刺激(画像はスクリーンショット)

【シングルルーマニアンデッドリフト】
1. 立った姿勢で腰に両手を当て、骨盤を立てて胸を張る
2. 右脚を一歩後ろに下げて、つま先を立てる。体重は前脚に9割乗せる
3. 息を吐きながら、上体を股関節から倒す。太もも裏側に伸びを感じたら1に戻る。15回を2~3セット。逆側も同様に行う

ひねりを加え筋肉にかかる負荷とストレッチ感をアップ

 2種目目のワンレッグスクワットは、1種目目と同じ要領で上体を倒していくのがポイントです。1種目目よりも深く腰を下ろし、ひねりを加えることで、筋肉にかかる負荷とストレッチ感をアップ。ひざを曲げる時、丁寧に動くことがコツです。

片脚立ちから上体を前に倒してつま先にタッチ(画像はスクリーンショット)
片脚立ちから上体を前に倒してつま先にタッチ(画像はスクリーンショット)

【ワンレッグスクワット】
1. 立った姿勢から、左膝を曲げる
2. ゆっくりと上体を股関節から倒しながら右膝を曲げ、左手で右のつま先にタッチし、1に戻る。10回を2セット。逆側も同様に行う

 筋肉を鍛えると血流が良くなり、弾力が生まれます。太ももの筋肉もしっかり伸びるようになり、おしりもプリッと上向きに変化。すぐに体がポカポカしてきますし、運動の利益を実感できますよ!

(滝沢 ななえ)

滝沢 ななえ(たきざわ・ななえ)

1987年9月22日、東京・三鷹市生まれ。母親の影響で小学校2年生からバレーボールを始め、強豪の八王子実践中学・高校に進学。リベロとして「春高バレー」で活躍し、2006年の卒業後は「パイオニアレッドウィングス」に入団。“美しすぎるバレーボール選手”と注目された。2009年、チャレンジリーグの「上尾メディックス」に移籍。2013年に引退し、現在は都内で女性専用パーソナルジムのトレーナーを務める。