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うさぎブーム過熱に懸念…安易なお迎えが保護うさぎを生む 知ってほしい正しい知識

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

2019年に保護されたカヌレくん【写真提供:一般社団法人WILL&LOUIS】
2019年に保護されたカヌレくん【写真提供:一般社団法人WILL&LOUIS】

「2011年の卯年後には、たくさんのうさぎたちが捨てられるという事態になりました」……そう語るのは、一般社団法人WILL&LOUISの代表、熊谷彩さん。近畿地方を中心にうさぎの正しい飼育知識の周知活動を行っている同団体は、これまでの「SAVE THE RABBITS」活動でたくさんの小さな命を救ってきました。卯年の2023年は過剰なうさぎブームが起こる可能性も。安易にお迎えすることがないよう、「かわいいだけではないうさぎについて知ってほしい」と熊谷さんは語ります。保護うさぎの実情などについて、お話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

12年前の卯年以降、多頭飼育崩壊が増加傾向に

 私が保護活動を始めた理由には、「捨てられるうさぎを救いたい」という思いよりも前に、適切な飼育環境といった「正しい知識を広めたい」という思いがありました。言葉を話せない動物ですから、そういった生き物たちが何を考えて、今どう思っているのかを考えるようになり、「これは本当にうさぎのためになっているのか?」と常に疑問に思っていることがあったからです。

 私がうさぎを飼い始めたのは12年前の卯年です。卯年を意識していたわけではなかったのですが、今思えばペットショップにはたくさんのうさぎが並んでいました。この年はうさぎの数が足りず、海外からもどんどん輸入されたと聞いています。

 翌年から多くのうさぎが保護され、殺処分も一気に増えていることを知りました。当時、私がボランティアで通っていたNPO法人では、施設にいつも4~5匹の保護うさぎがいました。卯年前には0匹になったこともあるそうですが、卯年後は毎月のように保護して、年間で26匹に上ったそうです。

 また、それまでほとんどが単頭保護だったのに、多頭での保護が増えたそうです。当時、保護されたのは若いうさぎも多く、今も存命している子がいます。フードや医療の質が向上したことで、寿命が10歳を余裕で超える子が多くなりました。

 多頭飼育崩壊がそれまでなかったわけではありません。しかし12年前の卯年から現在に至るまで、多頭飼育崩壊は増加傾向にあります。ペットショップやうさぎ専門店が一気に増え、うさぎと暮らす方も増えました。その一方で、飼い方についての知識がないまま「いつのまにか増えた」という流れで、アニマルホーダー(編集部注:ホーダーとはためこみ症のこと)になるケースが非常に増えています。

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